つれづれなるままに... 2003年12月

開高健「小説家のメニュー」

2003年12月06日 (SAT) 22:08:59

多分、初めての開高健。食にまつわるエッセイ集。

目次を見て驚いた。12列並んでいる項目全て同じ単語の羅列なのだ。10個並んでいる単語のいくつかが太字になっていて、その太字の部分がそれぞれで異なるのだ。面白いことやるね。

ネズミ、チョコレート、ドリアン、山菜、ピラニア、ムール貝、..世界中で旨いものを食べている。食べたときにでる言葉は無く唸るだけ、その後の旨さを表す文章が凄い。こんな言葉を味覚に使うのか!と驚くような単語が自然とならび、いかにも旨そう。表現力が凄いね。

吉本ばなな「不倫と南米」

2003年12月07日 (SUN) 21:49:10

旅シリーズで、今回はアルゼンチン。7作品の短編集。

どれもそれなり、パッとしない。どれか一つと言われたら、「小さな闇」。決して小さくはない闇をもった母の強さ。同じように闇を持っているかもしれない父。その闇を自分も持ているかもしれないと思う主人公。その闇を見てみたいと思う、主人公の若さ。うーん。

この本が、パッとしないのは、私がアルゼンチンを全く知らないからだろうか?

風邪

2003年12月10日 (WED) 21:57:48

先週の水曜日、私が風邪で仕事を休んだ。金曜日、長男が風邪で幼稚園を休んだ。月曜日、次男が風邪のピークだった。そして今日、三男が風邪のピークの様である。

あとは妻なのだが、「母は強し」?

年末の行事

2003年12月14日 (SUN) 22:09:46

妻の車のタイヤをスタッドレスに替えた。当然、私が替えた。年賀状印刷用の写真をデジカメで撮った。一部妻から取り直しの要望が出ているが、とりあえず撮った。インクジェット用の年賀ハガキは買ってあるし、宝くじも買ってある。あとは何だっけ?

鈴木光司 花村萬月 馳星周 姫野カオルコ「BUNDAN BAR」

2003年12月16日 (TUE) 00:07:41

1998年10月から1999年4月までニッポン放送でONAIRされた、作家が喋る番組をまとめたもの。良い作家を選択したものだ。

鈴木光司、「リング」はホラーとして書いたのではないみたいな事を言ってます。家族をテーマにして「リング」「らせん」「ループ」を読みなおして欲しいと言っていますが、私は怖いものは読みたくありません。

姫野カオルコって全然知らないんだけどおもしろい人でした。親指シフトユーザーとかプロフィールに書かれてて、知らない人は知らないだろうけど、今は無きワープロやパソコン用のキーボードの種類です。私も暫く親指シフト使っていましたが、日本語入力が早いです。作家向きです。なぜ廃止されたのだろう。

花村萬月、他の3人に比べるとページ数が少ないのが、残念。相変わらずバカなこと言ってます。この当時でもWindows 3.1ユーザとか無茶してます。

馳星周、作品とは異なり、かなり良い人です。色々読みたいんだけど作品がどれもボリュームがあって、なかなかとっつけないのが残念。

どの人も、毎日忙しそうに書いてます。小説家ってのは、単独自営業だから休めば仕事が止まるんだよね。書き続けるしかないんだよね。でも、なんだかんだで有名人とお知り合いになれるんだよなぁ。対談とかインタビューとか。一芸に秀でた人(有名人)とお知り合いになれるのは羨ましいです。

カール・セーガン「人はなぜエセ科学に騙されるのか」

2003年12月19日 (FRI) 23:52:30

「科学の良心」と言われる、科学者カール・セーガンの遺作エッセイ。

人はどうして証拠のないUFOや超能力やテレパシーなどを信じてしまうのか。もっと科学的に物的証明があるものを信じよう。やみくもに正体不明なものを恐れることはない。と言っています。

科学者は常に自分の理論の正しさを証明できるように努力している。なぜ一般人は、マスコミや目撃者の言うことを、闇雲に信じてしまうのか。もっと疑い、検証することをしよう、と言っています。人の記憶は、あとからすり込みができたり、思い違いがあったり、あてにならないといっています。

西洋で広く行われた「魔女狩り」は、エセ科学と宗教が生み出した悲惨な行為です。当時の科学では説明がつかないことを全て魔女のせいにして罪もない人を何人も残酷な行為で殺してきた。これは、当時の教会で行われてきたこと。聖書には良き教えがたくさん盛られている。だがその聖書を奉じるもの達が、これまでどれほど多くの血の海を作ってきたことだろうと書かれています。ほんとにそう思います。なぜだろう。宗教とは何?

景山民夫は、本書を読んだだろうか? 読んでなお、科学の答えをだしてくれる所として、あの宗教に入ったのだろうか?

上下巻に分かれていて、上巻は具体的な例をあげてエセ科学を説明しているので、面白く読め為になりました。下巻は一部政治的な話になったり、現代のアメリカを嘆いていたりしていて、飽きてきたかな。でも、全体的に面白く読めました。

News

2003年12月20日 (SAT) 22:34:30

家族で私の実家へ行き、夕飯を食べてきた。早めの夕食を終わらせ居間にあるテレビをつけた。NHKの7時のニュースだ。普段テレビを余り見ない息子達も一緒になってテレビを見る。当然、わからないことだらけだ。戦車の列、空を飛ぶミサイル、雪で事故ったトラック、年金の数字。どれを質問されても答えたくない内容ばかりだ。他の家ではどうなんだろう? なんて答えるんだろう? 子どもの質問をはぐらかすようなことはしたくないのだが、まともになんて答えてられない。

ニュースって、こんな内容しかないのかな? いまの世の中、そんなに酷いことしかないのかな? 子どもを育てる世代としてこれでよいのかな?

記者はもっと他にニュースを見つけられないのかな? 警察や政治家の発表を並べていれば楽だろうけど、それだけで良いのかな? そういうのがニュースって物なのかな?

晴れ

2003年12月23日 (TUE) 20:57:07

今日は久しぶりの晴れの休日。朝から家族で散歩。パン屋まで行き、おやつのパンを購入。一旦帰宅し、長男・次男と共に年賀状をだしにポストまで歩く。まだ、時間があったので、長男は自転車、次男は三輪車で近所をウロウロ。

午後、次男の昼寝を早めに切り上げ、長男・次男を砂場で遊ばせる。午前中に買ったパンをおやつに食べたあとは、家族で出かける。スーパーの駐車場に車を入れ、私と長男・次男は近くの公園で遊ぶ。妻と三男はお買い物。

たくさん外に出ることができた一日だった。子どもは風の子だしね。寒くても雨風がなければ、外が気持ちいいね。

メリークリスマス!!

2003年12月24日 (WED) 22:39:46

サンタさんへ

  僕は、Super 7が欲しいです!!

    靴下に入らんな...。


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