新年あけましておめでとうございます
今年はどんな年になるのかな?どんな年にしようかな?
上下2段組、570ページの長編。分厚い。これだけボリュームがあると、読んだと言う気になる。
カナダのヴァンクーヴァーにある中華街を舞台に、中国系の悪徳警官、刑事崩れの日本人、日系カナダ人のエリート警官の3人をメインに話が進む。相変わらずアジア中心の多国籍。書いてあるのは当然全て日本語だが、話の中では英語、日本語、広東語、北京語が入り交じる。
人生の成功のため、ヘロインの流れを追いかけるうちに転落する男達。例によって、何の救いもないクライム・ノベル。
3人の人物を切り替えながら、1人称で書いている。これが分かりにくい。すっと話に入っていけない。スピード感がありグイグイ引っ張られるのだけど、もうちょっと分かりやすくならなかったのかな。
長い分だけ読み応えがあるのだけれど、「不夜城」と比べるといま一歩かな。
今朝届いた年賀状は、何となく枚数が少ない。どうやら旧住所宛に出された年賀状は、転送されていないようだ。なぁんだ、頑張って元旦に転送してくれよ、郵便局。
昨年読んだ本で、ここに感想を書いたのは40冊ほど。感想を書いていない本もあるのだが、平均すると月3冊ちょっとか。
それらの中で一番というと、田口ランディ「コンセント」。これは衝撃的でした。初めて読んだ田口ランディと言うせいもあるけれど。
次は、有吉佐和子「複合汚染」かな。少々ボリュームがあるけど、多くの人に読んで欲しいです。これを読んで考えましょう。
休みボケと、その後の体調不良も大体復活。明日から頑張って働きますか。
有名な少女マンガで、前から読みたかった作品。正月妻の実家に行ったとき、納戸の奥底から出してもらいました。
SFなんだな。面白くって一気に一晩で読んでしまいました。全21巻。一気に流したら幾つかふに落ちない箇所があったので、もう一度読みなおしたいな。
登場人物がどれもこれも美男美女ってのは、マンガでありがち。まぁ、容姿端麗だからこそ愛だの恋だのが複雑に絡むんだろうけど。人を外見で判断する、しない、の壁を取っ払うことになるんだな、全員の見てくれが良いって事は。
なぜ「ぼくの地球を守って」を「ぼく地球」と略して、しかも「ぼくたま」と読むのか謎。
エッセイなんだけど、正直言ってイマイチ。60歳を過ぎてから書かれた文章なのだが、どれもこれも「昔は良かった、今どきはなっちゃいない」ってのばっかりで、今を生きている自分にとっては、時代が違うとしか言えない。
これほどの有名作家でありながら、エンターテイメント作家で居続けたのは凄いと思う。やっぱりエンターテイメント作品ってのは低く見られるだろうから、純文学でも書いてハクをつけようとするんでないのかな、一般的に。
妻の乳腺炎と、家族全員次々に風邪でダウンとが終わった。大変な一時期だった。
今日は長男・次男と共に雪遊び。雪だるまを作ったり、家の前の道路をソリで滑ったり。雪が積もるのは、通勤には苦痛だが、雪あそびは楽しい。
「この作品はフィクションです」と書かれているが、ほぼ実話なんだろうな。春菊が前の夫と離婚して3番目の出産、再婚するまでの話。
前の夫のことをぼろくそに書いているが、良くもまぁ我慢というか一緒にいたなと思う。春菊自身あたま悪いんでない? で、今の夫の言動一つ一つに感激してるが、それほど特殊な事してないぞ。よっぽど春菊の周りにいた人間がおかしいんでないの。
読んでて、イタイです。夫の悪口を書いているんだろうけど、自分自身も貶めてます。
大学生の主人公の妹が15年前蒸発した。それから、母親は新興宗教にのめり込み、弟は精神病院に入院。退院した弟は、母親の為に女装して妹になりきる。そんななか主人公は、SMの女王と知り合い性に目覚める。性の目覚めから、妹の過去にたどり着く。
三部作の中でこれだけは主人公が男なんだな。そのせいなのか、なんなのか。小説としては、これが一番だと思う。「コンセント」は、勢いがありすぎる。「モザイク」は、リアリティに欠ける。「アンテナ」は落ち着いて読める。いや、どれも所詮は「電波系」なので奇妙奇天烈なんだけどさ。