つれづれなるままに... 2004年7月

井上雅彦監修「酒の夜語り」

2004年07月10日 (SAT) 23:29:40

「異形コレクション」と言うことで、一つのテーマでSFやホラーを複数の作家が書き下ろしたアンソロジー。今回のテーマは「酒」。ホラーは怖いのでできればこんな短編集には手を出したくなかったのだが、吉川良太郎の短編が入っているので仕方なく。本を手にしてしまえば、怖いなぁと思いながら全部読んでしまう。まぁそれほど怖いのはなかったかな。

吉川良太郎「苦艾の繭」。この話でメインとなる酒はアブサン。第2次大戦下のベルギーが舞台。主人公であるアブサン密売人の元に売りたいと持ってこられたアブサンは、特別な逸品。このアブサンを作れる者は30年も前に死んだはず。なぜ、このアブサンが目の前にあるのか。アブサンの酔いに溺れながら、封印していたはずの過去を思い出す...。アブサンと錬金術、はぁ最後にこう繋がるのですかぁ、うーんやられたってな感じですな。淡々とした大人のムードで話が進み、ペローなどにあった軽さがないが、それはそれで良し。面白かったです。

全部で23作品入っていて、中島らも以外読んだことのない人ばっかりで新鮮だった。23作品のなかで一番は、霧島ケイ「笑酒(えぐし)」かな。日本の時代物で「陰陽師小説」というジャンルらしい。他にはどんな物を書いているんだろう?

よしもとばなな「王国 その2痛み、うしなわれたものの影、そして魔法」

2004年07月10日 (SAT) 23:30:26

やっぱりこれはシリーズなんだね。まだまだ続きそうです。

いやー、良いです。本当に。前にも書いたけど、ストーリーなんてどうでも良いです。ばななの伝えたいこと、人間としてあるべき姿、そんなんがビンビン伝わってきます。今後の展開?そんなものもどうでも良いです。ただ、長く続いて欲しいな。エンディングがあるとすれば、どんな風になるんだろう。

寝苦しい

2004年07月10日 (SAT) 23:35:32

毎晩暑いね。ただでさえ寝苦しいのに、夜中に子どもが愚図ったり、寝相が悪くて蹴られたたり。参るねぇ。

子どもも寝苦しいだろうに、なぜか早起きなんだよね。朝日と共に起きるなんて、子どもらしくて良いけど、寝不足とか寝冷えとかで体調を崩さないといいね。

群ようこ「本は鞄をとびだして」

2004年07月12日 (MON) 22:11:00

「鞄に本だけつめこんで」の海外版だそうである。「鞄に本だけつめこんで」を読んでいないのだが、「本は鞄をとびだして」は海外有名作品を題材にしたエッセイ集である。

有名な20作品に対し一つ一つエッセイを書いているのだが、オレはどれも読んだことが無い。残念だ。読んでいれば、もっと面白くエッセイを楽しむことができただろうに。でも、どこまで作品とエッセイが結びついているのだろうか。解説にもあるのだが、ちまたの評論家からは結びつかないような具体例が書かれているんだろうなぁ。各作品10ページくらいのエッセイなのだが、7ページ位は自分の実体験だな。これら有名作品が自分の生活に置き換えられるなんて、結構凄い事じゃないか。

「ニジンスキーの手記」読んでみたいな。前に少女マンガで、似たようなのがあった気がするが。あとは、「ガープの世界」も読んでみたいな。

津田晴美「旅好き、もの好き、暮らし好き」

2004年07月12日 (MON) 22:12:21

インテリアプランナーが書いたエッセイ。うーん、なんか自分にとっては別世界すぎてイマイチ。夫婦でフリーで働いているから、年に何ヶ月か働いてお金を貯めたら、残りは海外旅行で過ごす。そんな生活を何年も続けたそうだ。それで、結構贅沢な暮らししているんだよねぇ。貧乏人の子沢山は僻んじゃうぞ。

リネンのシーツを褒めているんだけど。どうなんだろう?オレってリネンのシーツで寝たことある?ないよなぁきっと。ちらっと見た広告では、リネンのシーツ3万円とかするんだよ。どんななんだろ。

あんまり面白くもない本を読んだなぁとか思っていたんだけど、ヴィレッジ・ヴァンガードにいったら平積みされてたんだよね。何でだろ。

ガソリン代

2004年07月14日 (WED) 21:47:12

高騰の続くガソリンなんだけど、最近妻の指令でセルフに行っている。安いから。長男・次男は、オヤジがガソリン入れてるのを見るが嬉しいようだし。見ると言っても、車の中からだけなんだけどね。

それまで行っていた出光がこのところリッター114円と表示されてるんだけど、今行っているゼネラルで土日にスピードパスを使うと106円で入れられる。リッター当たり8円違うのは大きい。

なんでガソリン代上がるの? 天然資源を汲んでるだけじゃん。

お泊まり保育

2004年07月14日 (WED) 21:48:44

明日は長男の通う幼稚園生活3年の中でも最大イベント、お泊まり保育だ。年長園児と先生で自然の豊かなところへ行き、たっぷり遊んで泊まってくるのだ。

だけどねぇ、この天気では明日の開催は危うい。川遊びができるような場所なんだけど、この天気では遊べるわけがない。延期にはならないようだから、幼稚園に泊まるとかして何とかするのかねぇ。晴れを望む子ども達の祈りは神に通じるか。

お泊まり保育終了

2004年07月16日 (FRI) 22:47:25

予定通り実行されたお泊まり保育。スケジュールは予定通りに行かなかったようだが、長男はとってもとっても楽しんできたようだ。楽しすぎて寝ていられなくて朝5時には目を覚ましたそうだ。

で昼前には、カラータイマーが点滅し発熱。家に帰るとバタンキュー。夕飯も食べずに寝続けている。なぜか次男も発熱し、二人揃って寝っぱなし。まったく双子じゃないんだからさぁ。一緒に体調崩すなよ。まぁ3連休はのんびり過ごしましょう。

田口ランディ「忘れないよ!ヴェトナム」

2004年07月18日 (SUN) 21:37:08

田口ランディのデビュー作。ヴェトナムに1ヶ月滞在してのエッセイ。バイタリティがあって、面白い。何の興味もなく、下調べもせずに軽い気持ちで行ったヴェトナム。着いてからの数日は鬱々と過ごすのだが、持ち前の気力と体当たり精神でヴェトナムに馴染んでゆく。

異国の地で数々の不幸を呼び寄せる人と全く寄せ付けない人がいるなか、ランディは後者だそうだ。そうだろうなぁ。こう言うのは、星のもとというか体質なんだろうなぁ。オレは、どっちだろう。

豪雨

2004年07月18日 (SUN) 21:42:13

ありがたいことに、県外の友人から新潟の豪雨は大丈夫かとメールを貰う。新潟市は、時折激しい雨が降る程度で、何の問題もありません。唯一JRのダイヤが乱れるのが困りますが、まぁこれくらいはね。避難生活を送られている方々は、大変ですね。頑張ってください。

今年の海の日は、海水浴は無理そうだなぁ。

海の日

2004年07月19日 (MON) 22:14:38

今日は海の日。とりあえず降りはしなかったけど、風が強くて海水浴どころではない。あーぁ、週末には海水浴に行けるだろうか。

バオバブの木

2004年07月19日 (MON) 22:15:03

ヴィレッジ・ヴァンガードをプラプラしてたら見つけました、バオバブの木。「星の王子さま」がデザインされた箱に、植木鉢と皿と種2個と培養土が入って1575円なり。

オレは「星の王子さま」でしかバオバブの木を知らなかったんだけど、実在したんだね。南アフリカ・マダガスカル原産で最大50mくらいまで成長するとか。バオバブとはセネガルの言葉で「一千年の木」という意味だそうで、寿命が1000年以上と言われているそうです。ちなみに、日本では大人の背丈くらいまでしか成長しないそうだ。

種は固い皮で覆われているので付属の紙ヤスリで削るのだ、結構固いし小さい物だからなかなか大変。ちゃんと成長するといいな。一昨年買ってきたモミの木が死にかけているのが、気がかり。なかなか上手くいかないものだ。

「星の王子さま」、オレは結構好き。「夜間飛行」の後に読んだのが良かったかな。そうでないと、おとぎ話すぎてケッとか言いそう。

海水浴

2004年07月24日 (SAT) 21:33:51

今日は晴れ。気温も上々。海水浴日和。1回目の昼寝に入った三男と妻をおいて、長男・次男と歩いて海水浴場へ向かう。水着にTシャツ、帽子を被り、浮き輪を持ってぱったらぱったら歩く。

浜辺に着いたらTシャツを脱いで、海へ直行。長男・次男は浮き輪で波に揺られる。長男は、浮き輪にばた足で泳ぎ回り、足の着かないところに行った、と喜んでいる。聞けば、顔を水に浸けることはできないそうだ。まぁ、いいか。次男は浮き輪の使い方が危なっかしいが、波に揺られて嬉しそう。ばた足を教えるが、足が曲がってて上手くいかない。

そうこうしているうちに、妻と三男が車で到着。三男にとっては、初の海水浴。いきなり足を海に浸けるが嫌がる。やっぱり最初は抱っこか。抱っこされて海に入るのは、少し嬉しそう。次男の浮き輪を借りて三男に使わせる。親がしっかり支えてないと落ちてしまうが、嫌ではなさそう。

妻が作ってきた焼きそばを食べたり、砂で遊んだりして、2時間ちょっとかな。帰り支度始める。子ども達は簡単に着替えさせて、親は腰にタオルを巻いて車に乗る。5分とかからずに到着。楽で良いねぇ。そのまま風呂場に直行し、砂と汗を流す。

みんな日焼け止めは使っていたけど、結構焼けた。今夜はムシムシ暑いのか、体が火照って暑いのかよくわからん。でも、つかれで良く眠れるでしょう。さて、明日はどうするかな。また、海水浴かな。

サイト内検索

2004年07月24日 (SAT) 22:15:22

ここの文章をhtml化した目的の一つ、サイト内検索がやっと完成。Googleを使うと簡単にできることは分かっていたんだけど、Googleにページが登録されていなかったので検索対象にならなかったのだ。ようやくGoogleに登録されたので、サイト内検索が使えるようになった。

試しに「吉本ばなな」で検索すると10件。1件は読んだ本の感想でなかったが、2000年4月から2003年末までで少なくとも9冊「吉本ばなな」の本を読んだんだね。こんな事がわかるという、自己満足のために作りました。皆さん、使わないでね。

夏の一日

2004年07月31日 (SAT) 22:21:38

朝から三男の機嫌が悪い。うまく昼寝も出来ないようだ。三男の気分転換も兼ねて皆で近くの海水浴場へ行く。駐車場に着くと今夜の花火大会の準備とかで、駐車スペースが制限されている。そうか、今夜は花火大会か!!。

海に着くと、長男・次男は浮き輪でプカプカ。長男に浮き輪にお尻から座ることを教えたら、楽しそうなんだけど自分でコントロールすることができなくて、思いがけず深いところに流されたりして危険。でも、嬉しそう。機嫌の悪い三男は、取りあえず抱っこされていれば愚図らない。でも、腰より深く海に浸けようとすると嫌がる。1時間ほどで切り上げる事にする。家族全員、海水に濡れたまま車に乗り、家に帰って風呂場へ直行。

お昼を食べたら、花火大会に備えて子ども達を昼寝させる。昼寝が終わっても、外は炎天下なので家の中で遊ぶ。長男・次男とカルタをしたり、絵本を読んでやったり。夕方、日もかげってきたところで、長男・次男は自転車暴走族となり家の回りを行ったり来たり。三男はベビーカーに乗せて、私や妻が交代で押して歩く。

夕食後、簡単に風呂に入り、パジャマに着替えて花火大会に出かける。途中、コンビニでジュースを1本買って皆で回しのみをする。あ、三男にはまだ早いので飲ませてないな。会場の海岸までは行くつもりがなかったので、どこで見ようかなぁと場所を探しながら歩く。会場からほど近いマンションの花壇に座ると、なかなかよく見える。いいのかなぁとか言いながら家族で並んで座る。200発のさみしい花火大会なので一発一発間隔が空く。まぁしようがないか。長男・次男はご機嫌だが、三男が飽きてくる。怖がらないだけましだが昼寝不足でもあるので、三男と妻は一足先に帰る。その後も3人で見続け、ナイアガラの気配を感じた後、帰ろうと歩き出したら派手にスターマインが上がりこれで終わりだなと言う感じ。きれいな満月を正面に見ながら歩いて帰る。長男・次男にとっては楽しい1日になったと思う。

三男もねぇ昼寝がちゃんとできればもう少し機嫌が良いと思うんだけどねぇ。まぁ、そういう時期もあるでしょう。


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