つれづれなるままに... 2004年8月

レイチェル・カールソン「沈黙の春」

2004年08月07日 (SAT) 22:26:28

農薬などによる自然環境破壊のへ警告書。世界的ベストセラー。一つの害虫を退治しようと農薬をまき散らしても結局はたいした効果もなく、残留農薬が回りの人間や家畜へ被害を及ぼす。そういう事実を列挙し、農薬の使用を減らそうと警告する。農薬を使っても、害虫には耐性ができてしまい効果が無くなることや、退治してしまってもその虫が食べることによって被害が抑えられていた別の虫の被害が発生してしまうことなど、具体的に書かれている。農薬の使用を勧めるのはお役所だ。どこの国でも、同じだよねぇ。メーカーは能書きの立派な製品を作り、役所はそれを推奨し、被害を被るのは一般人。

別に農薬を全廃しろ書いてあるわけではない。時期を見極め必要最小限に。天敵を使って害虫を退治した成功例も書かれている。この本が書かれたのはアメリカ。読んでいるとアメリカ的だなぁと思う。飛行機で農薬をばらまいて撲滅を企てる。

小さな虫を殺すために農薬を使い。死なないまでも他の虫や動物たちも、農薬を体内に蓄積させていく。そして農薬を蓄積させた小さな虫を食べ続けた魚や小動物が、大量の農薬を体内に蓄積させて、その毒によって死んでしまう。それは、人間にも言えること。

結局、人間の浅はかな知恵というか、自己中心的な考えを戒める本である。この本が書かれたのは1962年、今の世の中ってどうなんだろう。

よしもとばなな「デッドエンドの思い出」

2004年08月07日 (SAT) 23:02:01

短編集。ひとつめの「幽霊の家」は、なんだか毛色が違う。「幽霊」ってのは彼女の場合よくあることなのでおいといて、男と女には棒と穴があるという表現をしながら、ちょっとだけどセックスの描写がある。どうしたんだよしもとばななっと読み進むと、他の短編はそんなことありませんでした。「幽霊の家」は、なんだか特別でした。

でもねぇ、なんだか「幽霊の家」を除いた作品は、あんまりプラス思考ではない感じ。最近の傾向と違うなぁと読み進むと「あとがき」でこの本のことを「こんなつらいものを」という書き方がされているので、彼女なりに違う物がかきたかったんだろうなぁ。ちなみに、本のタイトルにもなっている「デッドエンドの思い出」を、彼女は「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。」と書いています。ふーむ、そうかそうなのか。うーん、オレ的にはいちばんではないな。どれがいちばんかと聞かれると困るけど。

先日、旦那(ヒロチンコ)と共にトーク番組にでているよしもとばななを見たけど、あいかわらずぶさいくでんなぁ。

夏休み

2004年08月15日 (SUN) 20:54:04

土日を含めて9連休の夏休みが終わる。家族5人べったりで遊び続けた。充電というよりも、完全に放電しきった感じ。疲れたけど、楽しい日々でした。子ども達も楽しかったでしょう。長男の謎の発熱があったり、三男に昼寝が必要だし車を愚図りぎみだったりで、殆ど近場で遊んでました。今年は新潟祭りの期間と休みが重なっていたのも良かったな。

7日:午前中は長男・次男と近くに海水浴。午後は、ちょこっと新潟祭りの御神輿見物

8日:新潟祭りの民謡流し見物

9日:当然、新潟祭りの花火見物

10,11日:幼稚園の有志で、チャレンジランド杉川のロッジに泊まって、バーベキューとか川遊びとか

12日:疲れ休みでのんびり買い物など

13日:午前中は海水浴。多分、今年最後だね。午後は、県立自然科学館

14日:テレビでオリンピック観戦。地図を見ながら開会式。知らない国が多すぎます

15日:暑くなく爽やかなので昼食は近場の公園でお弁当。ザリガニ釣りをしていた親子からザリガニを1匹頂く

Camp!!

2004年08月22日 (SUN) 21:30:09

どーしても、キャンプに行きたくて近場の一泊キャンプを実行。夜な夜なWebで良さげなキャンプ場を探すがなかなか決まらず出発前夜どうにか決定。滝谷森林公園キャンプ場は、車で1時間半位の初めての所。出発当日管理事務所にチェックイン時間を確認すると8時半からです。って既にチェックイン可能じゃん。慌てて準備するが、久しぶりの事だし三男の相手はしなくてはいけないしで、家を出たのは11時近く。スーパーにより食料の買い出しをしてキャンプ場に着いたら1時近く。既にオートキャンプ場の空きは3箇所しかない。静かそうな一番奥を借りる。水場や事務所に遠いので不便ではあるが、その分静かで良いではないか。

狭いサイトに速攻でテントとタープを張り、昼食のおにぎりを食べる。昼寝の三男と妻をテントに残し、長男・次男と散歩に行く。目の前の川に行ったり、遊具があるところに行ったり。三男が目を覚ましたところで、川遊びに行く。水が冷たくて足を入れていると気持ちが良い。1cmくらいのメダカのような魚が一杯いる。近くでは魚釣りをしている人もいる。水遊びの後は、遊具のある広場で遊ぶ。次男は遊具で遊ぶのがメイン。長男は虫取り網を振り回してトンボ取り。私が手本を示し、長男も何とか赤とんぼを捕まえるが、網からだすときに逃がしてしまう。何とか1匹は自分で捕まえ、籠に入れることができて満足そう。妻と長男で夕食作り、私は三男の相手、次男はほっておかれかわいそう。夕食は夏野菜を炒めたり、豚肉とモヤシを炒めたり、後はご飯を炊いて完了。長男・次男はデザートにゼリーを食べて嬉しそう。暗くなると共に雲がでてきていた空も、だんだん晴れてきて星が見え始める。サイトに電灯が無いので、結構キレイに星が見える。満足満足。子ども達を寝かした後で、親達は星空を見上げながら、カップラーメンとビール。夜は意外に冷えて寝ながら少し寒かったな。

7時過ぎに目を覚ますと、テントの中は暑く感じ始める。テントからでると既に他の人達は朝食の準備中。皆さん、早起きですね。パンとソーセージの炒め物を朝食とする。なんだか三男は機嫌が悪い。先ずは川遊びに行く。石の影に隠れていた10cmくらいの魚を手づかみで捕まえてしまう。きっとサクラマスとかニジマスなんだろう。長男・次男にも触らせてから、川に放す。もっと大きければ焼いて食べるんだけどね。機嫌の悪い三男はそうそうに昼寝。私は長男・次男と再度虫取り。オニヤンマが時々飛んでいるんだけど、捕まえられない。残念。昼食の準備が無いのでコンビニまで買いに行く。車で20分以上かかったかな。コンビニで弁当などを買い。途中にあったダムによる。公園などもなく。弁当を食べるに適した場所が無かったので、キャンプ場に戻り、休憩所で弁当を食べる。暑いので子ども達は休憩所で休むことにし、私はテントなどの撤収を始める。難しい事ではないが暑い!13時40分、キャンプ場を離れて、川上のダムに向かう。20分ほど走るとダムの公園に着くのだがアブが多いので早々に退散。今日のキャンプはこれでお終い。帰宅する。

滝谷森林公園キャンプ場:一張り一泊1000円。安い。目の前が川で遊べる。サイトは狭い。手軽。手軽だからか、きている人達のマナーがイマイチかな。今回はわからんちんの三男に合わせ、たき火台を持っていかなかったが、たき火台があればたき火OKだそうだ。でも、たき火している人はいなかったな狭いからかな。ちょっと距離はあるけど手軽なのでまた行きたいです。

奥田英朗「延長戦に入りました」

2004年08月23日 (MON) 21:47:04

「モノ・マガジン」に連載していたスポーツ関連のエッセイを纏めたもの。より抜きだね。いろいろうんちくもあるようだが、素朴な疑問や鋭いつっこみのある爆笑エッセイ。日本人にとってはプロ野球などで外国人選手が活躍するのはあたりまえというか日本人に頑張って欲しいとおもっているだろうし、海外にでた日本人には大活躍して欲しいと願うし、そんな一般日本人の視点で正直に書かれているので分かりやすく面白い。奥田英朗自身は中学時代剣道部、高校時代柔道部に所属していたそうで、経歴だけ聞くと凄そうだが楽そうで不真面目な仲間がいる所をを選んだ結果だそうだ。剣道部の不潔さを書いたエッセイもあり、同じく中学時代を剣道部で過ごした私は遠い目をするのである。

やっぱり多才だよなこの人は。なんか直木賞取ってから売れてるみたいだしな。生年月日を見たら誕生日同じじゃん。奥田英朗の方が10も年上だけど。そうか、天秤座か。

New iMac !!

2004年08月31日 (TUE) 23:47:34

新しいiMacが発売になった。やってくれるよなぁ。相変わらず、良さげなデザインです。

オレのメインマシンiMac DV400(CRTのやつね)も使い始めて3年半。OS Xの新しいMacに替えたいなぁ。


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