つれづれなるままに... 2004年11月

捜し物

2004年11月01日 (MON) 23:35:09

ここ何年か探しているんだけど見つからない本がある。タイトル不明。小学校の図書館にあった本で、低学年の時に読んだと思われる。だから、28年くらい前にあった本。当然、子ども向けの本。日本の作家か海外の作家かも、わからない。

ストーリーは、固まると丈夫になるコンクリート(樹脂?)のようなものを発明した少年が、これで卵型の乗り物を作って、芝刈り機のエンジンでプロペラを回して、飛行機にしてしまうというもの。「〜空を飛ぶ」みたいなタイトルだったかなぁ。色んなものを混ぜてコンクリートを作るんだけど、最後に内緒の呪文をどっかの方角に向かって唱えるって所が印象的。

面白かったから、息子にも読ませたいんだけどなぁ。廃刊になっていたら見つかるわけないよなぁ。誰か知りませんか?

「大泥棒ホッツェンプロッツ」なんて今でも売っているのになぁ。

向井元子「大人にも子供にもおもしろい本」

2004年11月07日 (SUN) 21:05:19

小さな子供文庫の世話役おばさん(そう書いてある)が1984年7月から1988年9月まで5年間雑誌「潮」に連載した児童書の紹介本。1回の連載で2冊から数冊紹介されているので、全部で200冊くらい紹介されていると思うのだが、殆ど読んだことないなぁ。それに、それほど惹かれた本もなかったなぁ。でも、谷川俊太郎の「ことばあそびうた」の初版限定版は見てみたいな。

子どもがもう少し大きくなったら、この本を読みなおしてみようかな。そうすると、いくつかピックアップできる本があるかもしれない。

吉川良太郎「ボーイソプラノ」

2004年11月11日 (THU) 00:13:26

「ペロー・ザ・キャット全仕事」の続編になるのかな。でも、主人公は異なります。舞台となる都市が同じ。ペローもちょっとだけ出てくる。当然、シモーヌも出てくる。主人公は、警察を辞めた探偵。その彼の元に、聖歌歌手の少年が牧師を捜してくれと訪ねてくる。胡散臭い紳士も、同じ牧師を捜してくれと訪ねてくる。探偵は関わりたくないと思いながらも、巻き込まれていく。聖歌歌手の少年が「ボーイソプラノ」の美少年なんだな。

主人公が探偵とのことで、チャンドラーの書くフィリップ・マーロウの事がちらほら書かれている。ハードボイルド好きとしては、この辺良いです。今まで読んだ作品の中で一番かな。SFっぽさが少ないけど、オレには問題ないし。

前作の続きなんだけど、実は前作の詳細を覚えていなくて、幾つかわからない名詞があった。前作を読んでから、早めに読むべきだったかな。でも、前作を知らない人でも楽しめると思います。

田口ランディ「縁切り神社」

2004年11月12日 (FRI) 23:56:48

恋愛小説集と書いてある。厚くもない文庫本に12作品だから、短めの話ばかり。ウェブマガジンに連載されたものだそうだから、余り長い話は無理か。

最初の幾つかはなんだかトゲのある話が目に付いたが、全部がそういうわけではなかった。わりとトゲのある話も面白くて好きなんだけどね。あと、実体験じゃないかと思うような話もあったりして面白いです。どれか一つと言えば、不倫相手の奥さんの葬式に行ってしまう「エイプリルフールの女」かな。奥さんの死によって、不倫相手の家を訪ね子どもを見てしまう。こんなことをしてどうなるのか、これからどうなるのか、そんな感情の揺れが興味深かったです。

表紙にインパクトがあるのも、良し。

平成はいつまで続く?

2004年11月13日 (SAT) 23:36:50

年末調整に向けて、「住宅借入金等特別控除」の申告書を書いた。これに添付する資料に、銀行が発行するローン残高の証明書ってのがある。これを見るとローンの返済は平成50年に終わります。平成50年ってあるわけないじゃん。どうして西暦を使わないんだろう。

平成が終わったら、ローンも終わりにならんかな。

谷川俊太郎・瀬川康男「ことばあそびうた」

2004年11月14日 (SUN) 21:50:16

11月7日に見てみたいと書いた本を、偶然長男が幼稚園から借りてきた。初版限定版ではなかったが、見ることができて良かった。谷川俊太郎の短い詩と瀬川康男のインパクトのある絵、面白かった。詩は短いものなので、子どもでも暗記できそうだ。韻をふんだ、まさに言葉遊び。良いです。でも、絵の方は好みではないなぁ。

初版は1973年。こういう質の良いものは長続きするんだよね。「子ども向け」と「子どもだまし」は違うんだよ。出版各社、さまざまなメーカーは、その辺わかって欲しいなぁ。

雨です

2004年11月17日 (WED) 22:17:37

朝、雨が降っていることが多い。朝っぱらから濡れ鼠と言うわけにもいかないので、傘を差す。雨合羽を着て電車になんて乗れません。傘を差さなくてはならないのだ。

傘って嫌いなんだよね。持っているのが面倒で。傘を差していても完全に雨が防げるわけでもないし。風には煽られるし。傘を持っていると手がふさがって、本も読めないし。雨がやめば邪魔者だし。人類は雨という天気に対して、傘以上の発明はできないのかね。

雨と寒さ、中越の方々は大丈夫だろうか。

ジャック・ヒギンズ「虎の潜む嶺」

2004年11月21日 (SUN) 00:14:45

冒険小説の巨匠「ジャック・ヒギンズ」。数カ国語を巧みに操る英国情報部のチーフが、謎のチベット僧に乞われるまま30年以上前の極秘活動を語る。

若き頃のチーフが、007ばりにタフなんだわ。もう無茶を通り越して漫画です。ヒロインは、案の定ってな感じだし。まぁ、冒険小説は細かいことに拘らずに、主人公のスーパーマンぶりを楽しめばね。

遠藤ケイ「裏の山にいます」

2004年11月21日 (SUN) 00:15:40

初めての遠藤ケイ。この人の肩書きは何なんだろう。イラストレーター、エッセイスト、民俗学研究家、山人、遊び人。千葉の山麓に家を建て、20年以上自給自足のような山暮らし。アウトドアライフなどという、なま易しいもんではないです。ワイルド過ぎます。

四季折々の自然の恵みを題材に、蘊蓄妄想織り交ぜたエッセイ集です。色んなものを食べてます。キノコ・兎・狸なんて当たり前、カタツムリ・イモリ・赤トンボ・カミキリムシの幼虫・ヤマカガシなどなど。自然のエネルギーを体に取り入れる為に、様々な動植物を食べるのだそうです。生きるために食う。有毒な彼岸花の球根を食べ物にしていた人達がいた事実が書かれています。「人間は生きているうちは、どんなことをしても生きる努力をしなければならない。それを彼らは教えている」そうです。これはちょっと重かったな。

自然の中で人間も共生する。このことに対する強いこだわりがある。とてもじゃないけど、同じ事はできない。でも、すごく良いことを書いていると思う。他の本も読んでみよう。

大根抜き

2004年11月28日 (SUN) 20:49:48

去年も行ったんだけど、農家の畑で大根を貰って帰れるというイベントに家族で参加。無料で漬け物向けの細めの大根を一家族15本まで持って帰れるのだ。去年は長男主体で15本抜いてきたんだけど、漬けるに失敗して全部捨ててしまった。今年は長男・次男で10本抜いてきた。

漬け物向けとは言え大根が10本も貰えるのもありがたいが、子どもにとって畑で大根を抜くと言うのが楽しくて嬉しくて。嬉々として抜いてました。10本では物足りなかったようだが、必要以上に貰ってもね。三男は状況が飲み込めず、ぼーっと楽しそうな兄貴達を見てました。三男も来年は抜けるかな?抜いて貰ったのを運ぶだけかな?

耳に入った水

2004年11月28日 (SUN) 21:29:47

耳に入った水が、綿棒でも取れず、ケンケンしても抜けない。困ったときにはWeb検索。いや〜、ちゃんと見つかるもんだ。「スプーン一杯程度の水を耳の穴に入れ、それが奥まで届いたらその耳を下向きにすると全部の水が流れ落ちてくる」と言うことが分かった。

自分で水を入れるのも何なので、自分はバスタオルを敷いて横になり、妻に水を入れて貰う。水が入った瞬間、すごい音がして平衡感覚が狂う。ちょっと待つと奥に残っていた水と合流したような感覚があったので、反対を向いてみる。水が流れ落ち、耳の奥を塞いでいた水もなくなったようだ。素晴らしい。ちゃんと直りました。よかった、よかった。

何はなくともWeb検索。わからない漢字はATOK。我が家は、インターネット(パソコン)に依存してます。

石焼き芋

2004年11月30日 (TUE) 23:39:08

会社からの帰宅途中、石焼き芋の販売車に遭遇。この秋(冬?)、初だ。土産に一個買うことにする。100g100円と言われるがピンとこない。大きめのを一個というと、400円だった。

風邪で体調が悪く、昼寝をしたら寝付けないでいる長男を布団からだし、焼き芋を食べさせる。普段なら寝ている時間に、お土産の焼き芋を食べるという状況が嬉しそうな長男。

小市民の小さな楽しみ。


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