つれづれなるままに... 2005年05月

ザリガニ釣り
2005年05月03日 (TUE) 21:14:06

天気予報は晴れ、三男の体調も大分良くなってきた。家族全員で一昨年行ったザリガニがいるダムの公園に行くことにする。昼食とさきイカ、凧糸を持って出発。次男がザリガニを幼稚園に持っていきたいと言うので、ダム近くの100円ショップで水槽型の虫かごを買う。小さいけどまぁ仕方ない。

ビオトープに着いて、ザリガニを探すが数が少ない、しかも小さいのしかいない。数が少ないのは残念だが、釣りの準備をする。長男・次男とオレの分、さきイカを糸に結んだ物を三つ作る。男三人が熱心に水をのぞき込んでいるなか、三男は妻と散歩。そうでもしないと、池に石を投げられてしまう。ちょっと離れたところに中くらいのザリガニを見つけたので、長めの木の枝を探してきて釣り竿とする。その中くらいのザリガニの近くにさきイカを落とすと食らいついてきた。しかし、水中から揚げるとすぐに離れてしまう。近くまでは引き寄せられたのに、釣り上げられない。網でもあれば簡単なのだが、こんなに苦労するとは思っていなかったので、持ってきていない。しばらく、悪戦苦闘するが、諦めて別な小さいザリガニを目標とする。しかし、これも水中から揚げるとすぐに離れてしまう。小さい物の方が、すぐに離れる。すでに、次男は飽きている。何とかして一匹でも釣り上げないことには、今日の目的が果たせない。

小さいザリガニなら何匹か見つかったので、次々に目標を変えてトライするうちに、一匹釣れた。急いで買ったばかりの水槽に水を張り、中に放す。よかった取りあえず目的は果たせた。次男は、もうザリガニを見るばかり。長男は自分もと頑張るが、なかなか釣れない。そうこうするうちに、おれは小さいのをもう一匹釣り上げる。その頃には水温が上がってきたせいか、ザリガニの数が増えてきた。中くらいの物もいる。長男に指示し中くらいのを釣らせようとするがなかなか上手くいかない。オレがサポートして、長男が中くらいのを釣り上げた。嬉しそうにザリガニを掴む長男。むむ、いつの間にザリガニに触れるようになったんだ。散歩から戻ってきた妻も、釣り始めたがやっぱり難しいようだ。三男がぐずり始めたので、少々早いが昼食の準備を始める事にする。

車で広場の方に移動し、昼食とする。まず、持参したお握りとコロッケを子ども達に食べさせ始める。その間に缶詰を開け、お湯を沸かしてインスタント味噌汁を作る。親が余り食べないうちにお握りは無くなってしまった。子ども達は取りあえず満足した様なのでその辺で遊ばせておいて、インスタントラーメンを作り妻と分け合って食べる。ふー、一段落ついた。

遊歩道を歩いてたら、三男が眠くなってきて愚図り始めたので、妻が三男とドライブして寝かすことにする。オレと長男・次男は吊り橋を渡ったりして、散歩する。その後、歩き疲れたのでジュースを飲んで休憩する。桜の枝が落ちているので、それを鉛筆に見立ててナイフで鉛筆を削るやり方を長男に教える。でも、なかなか上手くできないね。まぁこれから練習しましょう。

ドライブの妻と合流して、帰ることにする。結局、三男はあまり眠れなかったそうだ。うーん、今夜は夜泣きかなぁ。長男・次男は疲れて、泥のように眠るだろうけどなぁ。楽しいお出かけでした。

ダッチオーブン
2005年05月05日 (THU) 21:46:45

この連休はキャンプに行けなかった。少しでもその憂さを晴らすべく、炭火でダッチオーブンを使うことにした。ダッチオーブンを使うと決めた場合、考えなければいけないことは二つ、メニューと場所だ。メニューは、妻の意見で野菜の蒸し焼きとパンに決まった。大抵の公園はバーベキュー・たき火禁止と書かれているし、釜場のある公園は混む。そこで、場所は河川敷の広場。ここならば、公園ほどうるさいことは言われないし、護岸工事のコンクリートで燃えやすい物もない。

あらかじめ、ジャガイモとナスとズッキーニを切った物をダッチオーブンに入れてオリーブオイルとクレイジーソルトをふっておく。パン生地にくるみとレーズンを混ぜた物を、丸めてスキレットに並べておく。後は、車に長男・次男の自転車とたき火台とそれらを積み込み出発。

河川敷に着いたら、長男・次男は自転車でフラフラ。妻と三男は散歩でフラフラ。その間に、炭をおこすのだが、着火剤不要と書かれた炭にマッチでなかなか火が付かない。その辺に落ちている小枝を集めて、それを燃やしてから炭に火を移す。ところが、炭の量がよく分からなくて困る。多いともったいないし燃え残っても面倒だ。けど、少なくっても後から炭をおこすのは面倒だ。悩みながらも、それなりに炭をおこす。うちわを持ってくるのを忘れたので、その辺に落ちているダンボール箱の切れっ端で扇ぐ。炭がおきたら、まずはダッチオーブンだけ載せる。ここまで来たら、妻に任せて、三男とフラフラ。長男・次男にフリスビーをだしてやったり。

野菜にあらかた火が通ったらチーズを載せ、パン生地の入ったスキレットを重ね、ふたの上に炭を並べる。パンは上からの熱が必要なのだそうだ。パンに火が通るのに時間が掛かったが、どうやら炭が少なかったようだ。待つことしばし、三男は待ちきれずグズグズ言っている。

パンが焼けた。炭が上にしかなかった為か、パンの下側が少し柔らかい。スキレットを炭の上に置き少し熱を加える。これで、パンが完成。野菜も十分に火が通っている。パンと野菜の昼食。どちらも、美味しくできました。

途中、長男が放りだしていたフリスビーを散歩の人に持って行かれてしまうアクシデントもあったが(なんとか回収できました)、楽しく過ごすことができた。ダッチオーブンの後片づけも、慣れてしまえばそれほど面倒でもないし。パンも一緒にできるのは、便利だ。オレとしては、肉料理が作ってみたい。使用場所が限られてしまうのは残念だが、これからもっと使っていきたい。

色川武大「いずれ我が身も」
2005年05月07日 (SAT) 21:03:33

エッセイ集。読んだことがないと思って読み始めたが、いろいろな本から寄せ集めだったので、いくつかは既に読んだことがあったかも。劣等感・不良少年・ナルコレプシーな人生。

岡村靖幸「純愛カウンセリング」
2005年05月09日 (MON) 22:32:12

ヴィレッジ・ヴァンガードで平積みされていて、つい買っちゃいました。「愛とエロスとFUNKの貴公子、純愛を語る」だそうです。

もう40歳になると言うのに、純愛を探しています。探している最中なので、独身だそうです。インタビューしながら、純愛とは何かと言うことを追いかけていきます。インタビューした人達:評論家の岸田秀、スワッピング嗜好の夫婦、ときめきメモリアルのプロデューサー、恋愛科学研究所主宰、ゲイバーのママ、田原総一郎、折原みと、精神科医の名越康文

岡村靖幸は、いまだに高校生の気持ちを忘れていないんだなぁと言う感じ。息子が3人もいる忘れっぽいおじさんにはなぁ。うーん、どうなんでしょう。岡村靖幸が音楽的にも復活したと言うことで、この本はよしとしよう。

たかのてるこ「お先、真っ白」
2005年05月14日 (SAT) 22:11:16

エッセイ集。家族の事とか、高校時代の事とか、旅の話はあまりないが、ムッチャ面白い。やっぱ、関西人は違うなぁ。

原マスミやダライラマが出てくるところは、よしもとばななの友人だから仕方がないのかな。表紙の絵が原マスミなのは一目で分かるけど、ヘタウマ一コマ漫画のような本文イラストも原マスミとは、全然雰囲気が違う驚きだ。本文イラストは、結構いい味だしてるぞ。

未来のことは分からない、だけど真っ暗とも思わない、決まりきった道を行くのも、もともと色がついているのもイヤだから、お先真っ白なのだそうだ。よしもとばなながエッセイなどで「周りにいる人はバイタリティのある人ばかりだ」と書いていたりするけど、たかのてるこもその一人なんだろうなぁ。スゴイ人だ。

金原ひとみ「蛇にピアス」
2005年05月15日 (SUN) 22:15:10

「スプリットタンって知ってる?」、これが書き出しです。オレは知らなかったけど、マッドな奴らがやっている身体改造の一つで、蛇みたいに舌を先割れにすること。まず、ちょい太めの舌ピアスを付けて、徐々にピアスの穴を大きくしていって0G(8mmくらい)まで拡張して最後に残った部分をちょん切って完成だそうだ。

金髪で右耳に0Gピアスが二つ左耳に024Gピアスのギャル(コギャルのギャルかな)と、スプリットタン・赤髪・ピアスで刺青のパンク野郎の恋愛小説だな。そこに、瞼、眉、唇、鼻、頬と顔面ピアスだらけで当然刺青もやっているサドの彫物師が絡んでくる。

小説としていい線いっていると思う。小説ってえのは当然フィクションなわけで、フィクションとしてオレの理解できる範囲のボーダー辺りをウロチョロしていて良い感じ。そうだな、花村萬月は好きそうな世界だな。「アッシュベイビー」は、ボーダーを突き抜けちゃってて駄目なんだろうな、オレには。世間の皆さんはどうなんだろう。

スプリットタンについて彫物師が言った言葉、「ピアスや刺青と違って、形を変えるもんだからね。おもしろい発想だとは思うけど、俺はやりたいとは思わないね。俺は、人の形を変えるのは、神だけに与えられた特権だと思っているから」。なんか、気になる言葉だ。

遠足と言えば
2005年05月17日 (TUE) 23:39:39

「おやつは300円まで。バナナはおやつに入りません」ってのが決まり文句と思っていた。しかし、今日遠足に行った長男のおやつは「昼の休憩時間に食べきれる程度」なのだ。なんだ、それ。あまりにも抽象的だ。あらかじめ貰っていた「遠足のしおり」には、休憩がどれくらいあるのか書かれていなかったぞ。なんだかなぁ。

森博嗣「奥様はネットワーカ」
2005年05月20日 (FRI) 23:54:18

某国立大学工学部が舞台。化学工学科の秘書が主人公、奥様だ。同じ大学の情報工学科の助教授が旦那なんだけど、奥様は旧姓を使って夫婦だということがばれないように働いている。そんな夫婦のほか、化学工学科の教授、助教授、助手と司書が主な登場人物。主な登場人物の一人称により話が進むのだが、なぞのXがそこに参加してくる。そして、司書の女性が襲われる事件が発生する。Xとは誰なのか、なぜ司書が襲われたのか?第二、第三の事件が発生していく。

森博嗣は、盛り上げ方が上手い。俺のようにせっかちな人間は、早く結論が知りたくて、駆け足で読んでしまう。今回の結末は、やられたなって感じ。うん、びっくりだ。ちょっと、ふに落ちない箇所もあったのだが、読み落としたかな。

なんて言うか、理系の文章だよね。良いです。コジマケンのイラストも、雰囲気に合っていて良いです。

三島由紀夫「沈める滝」
2005年05月21日 (SAT) 22:43:44

財産・知能・美貌の全てを持った主人公・昇は、女を愛することなく、一夜限りの女をゲームのように漁っていた。そんななか知り合った不感症の顕子に自分と同じ意識を見つけてしまい、この女なら愛する事ができるかもしれないと思う。それは顕子にとっても同じ事で、二人で恋愛ゲームを始める。昇は、仕事のダム建設で必要な半年間の冬ごもりに立候補し、顕子に会えない状況に自分たちを追い込み、感情を確かめる。人里離れ隔離された世界で、自分に人並みの感動や感情を示すことがある自分に驚く昇。春になり、顕子に会った昇は...。

現代作品ばかり読んでいる自分にとっては、まるで古典だな。昼飯のことを中食(ちゅうじき)とか、見慣れない単語もチラホラ。でも、さすがにしっかりできた作品だなぁと思います。はい。

Acid2 test
2005年05月22日 (SUN) 21:02:55

WebブラウザのCSS 2.1動作テストのひとつがAcid2 test。ちょっと前にAppleのSafari 2.0がテストにPassしたとか読んだけど。我が家には、Mac OS X 10.4がないので、Safari 2.0動作を確かめることができない。

iCab正式ユーザにリリースされたBeta270が、Acid2 testをPassしているのを確認した。OS 9.2で確認する分には、不要な線が一本入っている気がするが、それ以外はOK。立派なもんだ。

iCabのBetaは、235が出てから3ヶ月の間に244,245,249,251,252,256,258,260,261と矢継ぎ早にリリースされ、今日は270。このBetaは、近いうちに公式リリースされるらしい。13ヶ月ぶりの公式リリースとなるのかな。

ちなみに、I.EやMozillaはpassしてないんだよね、このtest。

iCab 3.0 Beta 272
2005年05月23日 (MON) 21:35:54

先ほどiCabを立ち上げたら、Beta272のアナウンスがありました。更新早すぎ。

誕生日
2005年05月23日 (MON) 21:36:30

今日は、長男7歳の誕生日。平日なので、普通に長男は小学校へ行き、オレは会社へ行く。夕飯は、長男のリクエストで、手巻き寿司だ。なので、オレは残業せずに早めに帰宅。家に着くと、夕飯のおかずが並んでいるのを見て、待ちきれない三男が愚図っている。ヤレヤレ。

みんなでハッピバースデイを歌って夕食。三人の息子は、たべる食べる。夕食後の手作りケーキも、モリモリ食べる。フー。

プレゼントは、折り畳みナイフ。いろいろな考えがあるだろうが、親の目の届く範囲で使うならば、早すぎることは無いと思う。肥後の守は安くて手軽で良いと思うのだが、ブレードのロックがあった方が安全と思いナイフにした。いつものアウトドアショップで店の人と相談しながら決めたのは、SpydercoのLADYBUG。刃渡りは5cmにも満たない小さなナイフだ。先がちょっと尖り過ぎかなぁとは思うけど。鉛筆を削ったり、アウトドアで使ったりしましょう。早速、鉛筆を3本削ってみる。

長男にだけは誕生日恒例のレストランがあるので、昨日の日曜日に行ってきた。車に乗ること1時間ほど。まずは、近くの川原へ遊びにいく。ここは川遊びのメッカになっているので、昨日もバーベキューしているグループとか釣りをしている人とかいた。そこで、川に石を投げたり、野ネズミを追いかけたり、蛇の死骸を見つけたりして過ごす。いつものように三男が愚図り始めたので、早めにレストランへ移動する。早めに行って良かったな。そうでないと、外で待つことになっていたな。へんぴな場所の割りに人気のレストランなのだ。昨年はあったキッズプレートがメニューから消えていたので、ピザとドリアとパスタ(大盛り)とサラダを注文して、皆で取り分けて食べる。モリモリ食べる長男・次男。生野菜の苦手な三男。以前に比べると、三男も落ち着いてきたかな。今年もおいしく頂きました。

親になって7年なわけだ。もう、7年。ようやく、7年。まだ、7年。親でいるってのは、大変だぁ。


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