つれづれなるままに... 2005年7月

財部誠一「カルロス・ゴーンは日産をいかにして変えたか」

2005年07月06日 (WED) 21:44:27

ルノーからきたカルロス・ゴーンがコストカッターと呼ばれながら日産の再建計画を発表・実行し、成功させた記録。日産は好きなメーカーなので興味深く読んだ。

日産の弱点を外部から見た目で洗い出し、それを正す。責任の在処を明確にし、カルロス・ゴーン自身も含め経営陣が背水の陣で改革に望む。

日本には経営のプロがいないのが問題だそうだ。日本の社長は、世襲だったり、一番出世した人がなっていたりで、経営の専門家じゃない。それでも景気が良ければ問題ないが、この不景気を乗り切るのは難しいそうだ。「経営はSkillよりもWillだ」と書いている。なるほど、なかなか良い言葉だと思う。

よしもとばなな「なんくるない」

2005年07月09日 (SAT) 21:31:30

沖縄を舞台にした短編集。最初の2編は、ちょっと切ない。「なんくるない」がメインで、一番ボリュームがある。しかし、この作品をあとがきで「小説としては思ったように描けず失敗作であるという気がするのだが、...」と書いている。オレ的には、良かったけどなぁ。これとか、4つ目のとか、セックスに関する記載が多い気がする。年々増えていると思う。おじさんにはこれくらいの描写何ともないのだが、ばななファンの女子中学生とかはどうなんだろう。あぁ、中学生くらいならこれくらいの描写何ともないか。

ばななは近年まで沖縄に行ったことがなかったそうだ。でも、周りから勧められて行ってみたら、すっかりはまってしまったそうだ。田口ランディも好きだしなぁ。ユタとかもちょっと出てくるし。沖縄って、オレは行ったことないんだけど、どうなんだろう。

キャンプ

2005年07月17日 (SUN) 21:46:02

せっかくの三連休、キャンプに行かないでどうする。金曜の夜のうちに目的地を決める。土曜日、午前中の天気は今ひとつなのだが、晴れに向かう予報なので、準備をして出発。まずは、大型スーパーで買い物。妻は安かったからと紙おむつを購入。これから大荷物を積んでキャンプだと言うのに、主婦って奴は! 高速を使用して1時間ほどで目的地の三川オートキャンプ場に着く。オートキャンプ場だが、フリーサイトもあり、こっちは安い。当然、うちはフリーサイト。先客が一組いたが良さそうな場所が確保できた。釣り堀の池のほとりで、水場も近い。タープを張り、テントを設営し、ホッとしたところで雨が降る。結構、激しい。まぁそのうち止むだろうと、タープの下で、持参したお握りで昼食。昼食を食べている間に雨は止んだ。良かった良かった。三男を昼寝させる必要があるので、一旦皆でテントに入る。三男を寝かせようとするが、テントの中は暑い! オレが車を運転し、車で三男を寝かせる事にする。長男・次男は早速網を持って近くで虫取りだ。クーラーを効かせた車で、山道を10分も走れば三男は寝てしまう。寝付いてしまえばUターン。キャンプ場に戻る。寝ている三男を妻に託し、オレは長男・次男とキャンプ場内を散歩する。オートキャンプ用のサイトが林の中にポツンポツンとあり、ちょっと遊具もある。サイト一つ一つにテーブルセットと釜場と水道とトイレがある。十分な設備だが、うちはフリーで十分だなぁ。このキャンプ場は、カブト虫とかクワガタいるそうなので、それっぽい木を見て回るが、見つけることはできなかった。やっぱり朝かなぁ、まだ時期的に早いのかなぁ。長男・次男は、トンボを捕まえているだけで、満足している。1時間ほどして三男がおきた。暑いので小川に行ってみる。足を漬けてみると冷たくて気持ちいい。皆で水の中をジャブジャブ歩く。最初はズボンを濡らさない様に歩いていたのだが、予想通り長男・次男はパンツまで濡らしたので、なんでもアリで腰まで水に浸ける。川原で着替えて、葉っぱで遊ぶ。釣り堀で釣りを始める親子を見かけ、我が家もしたくなり、受付へ行く。500円ほどでワンセット借りれるようだが、釣った魚は買わなくてはいけない。それは困るので、諦める。そう簡単には釣れないみたいだったけどね。キャンプ場の人に釣り堀の池の周辺で蛍が見れると聞き楽しみにする。

ノンビリと夕食の準備。今日は炊き込みご飯と、炭火で鳥とプチトマトの豚肉まきを焼く。長男・次男はいいのだが、三男の相手が大変。触って欲しくない物を触ろうとし、アーだコーだと邪魔をする。おいしく夕食を食べ、うす暗くなってきたので持参した花火を始める。長男・次男向けに買ってきたのに、三男が自分もやるというのでオレが火を付けて一緒に持つ。夕食の後片づけを終えた妻も合流する。花火が終わってテントに戻ると、川沿いに蛍が舞っている。結構いる。隣のテントも明かりを落としているので、蛍がよく見える。オレにとっても久しぶりの蛍だし、子ども達は初めてだ。しばらく、蛍を眺めた後は、寝る準備。歯を磨き、トイレを済ませる。皆でテントに入り、長男・次男に何が楽しかったか聞くと、長男は初めて蝶を捕まえたこと、次男は蛍を見たこと、だそうだ。川の流れとカエルの声を聞いていると、長男・次男はわりとすぐ寝た。しかし、三男が興奮しているのか、なかなか寝なかったな。子ども達が寝たら、大人はいつものように、焚き火とアルコールとカップラーメン。蛍の数は減っていたし、雲って星も殆ど見えなかったけど。

日曜日、次男のおしっこで5時半ころ目を覚ます。次男に近くでおしっこをさせ、再び寝せるが眠れなくてずっと起きていたようだ。オレはせっかくの機会なので付近の木を見て回る。でも、甲虫は見つからず、再び寝る。7時過ぎに目を覚まし、朝食のために炭を起こす。朝食はホットドック。のんびり後片づけなどするが、気温がどんどん上がっていく。キャンプ場にいても暑いだけなので、車で出かける。目的地は、カート場。スキー場の駐車場でレンタルカートに乗れるのをチェック済なのだ。スキー場なので、看板を頼りに向かう。カート場に着くと、マイカートに乗っている人が一人いるだけ。うーん、楽しそう。これは、乗らなくちゃ。以前、レンタルカートに乗った時は、普通免許が必要だったけど、ここはそんなことは無かった。子どもでも乗れるそうだが、身長が150cmは必要と言われ長男は諦める。カート場の人に先導され一周した後は、一人で走る。たーのしー。上手くすると、キュと尻を振ってくれるし、それなりに加速するし、7分(1,600円)と聞いていたけど、結構乗った気がする。乗り終えて、パワステ無しのハンドルを押さえつけるので手はジンジンするし、合わない固いシートで背中を擦りむいたりしたけど、満足。楽しかった。その後日帰り温泉を探すが、めぼしい物もなくキャンプ場に帰る。キャンプ場に戻ると、結構混んでいる。日帰りの人もいるだろうけど、こんなに人がいたらちょっとなぁ。蛍もじっくり見れないかもなぁ。テントをたたみ、昼食にする。冷やしうどんと昨夜茹でたジャガイモを使ってジャーマンポテト。やっぱり暑いので、妻と子どもは再度小川に足を浸しに、オレはタープを畳んで撤収作業。小川遊びに満足した子ども達を乗せ帰宅。帰りは車の中でしっかり昼寝ができるように、下道でノンビリ帰る。

海水浴

2005年07月18日 (MON) 21:22:57

せっかくの海の日、海水浴に行かないでどうする。家族全員、水着に着替えて車で出発。すぐ近くなんだけど混雑のため駐車場に入れず、車をとめるのにちょっと困る。

砂浜に着いたら、日焼け止めを塗って準備体操して、海に入る。ちょっと冷たく感じたけど、気持ちいい。長男・次男は、浮き輪で泳ぐ。長男は浮き輪があれば、足が届かなくても平気なようだ。次男は遠くには行かないが、顔に水がかかっても平気な顔をしている。次男の方が体育会系だから、早く泳げるようになるかも。三男は波打ち際を歩く位ならば平気だが、抱っこして肩まで水につけようとすると嫌がる。まぁ、まだ時間が掛かるかな。

しばらく遊んでいたら長男が冷えてきたようなので、そろそろ終了。砂浜で体を乾かしたら、体にタオルを巻いて車に乗る。家に着いたら風呂場へ直行。シャワーを浴びたら、冷たい梅ジュースを飲んで、冷やし中華の昼食。

岡村靖幸逮捕

2005年07月18日 (MON) 22:29:56

覚せい剤取締法違反容疑で逮捕だって。あーぁ。まぁ、芸能界ってのは、この程度であれば復活できるみたいだからね。でも、何年後だ?

中島らも「恋は底ぢから」

2005年07月18日 (MON) 22:30:45

エッセイ集、なんで恋愛話なんだろう?なぞだ。

「ご老人のセックス」で、「チンチンに副木を当ててもヤルという元気な老人に、僕はなりたいと思う。」と書いている。人間、先の事はわかんないけどねぇ。御冥福をお祈りします。

キャンプって

2005年07月20日 (WED) 21:15:05

キャンプの良い所って、何だろう?

準備や後片づけは、色々あるし。テントなんて、夏は暑いし、寒さにも弱い。遊び疲れても、寝袋で熟睡できるわけでもなし。トイレには、虫がいて落ち着かないし。コインシャワーなんて面倒くさくて使わないから、汗でベタベタするし。夏のアウトドアは、虫とか一杯いて大変だし。

うーん、外で思いっきり遊べて、焚き火ができて、わざわざ家に帰る必要が無いのが良いかな。

夏のキャンプは、水遊びのできるところに行きたい。でも、きれいな川の近くにはアブがでる。先日、三川オートキャンプ場の人に聞いた話では、アブが出るのは梅雨明け8月始めから9月上旬位までだそうだ。狙い目は、7月後半って事だね。だけど、このころだとクワガタとかの甲虫には早いのではないかな。あ、でも三川オートキャンプ場で、クワガタの歹骸は見つけたから、上手くすると捕まえられるのか。

沢木耕太郎「天涯 第三 風は踊り 星は燃え」

2005年07月23日 (SAT) 00:02:12

後記に書かれているのだが、これは写真集ではなくアルバムだそうだ。「選択の基準が、どうしても「写真集にとって」ではなく、「私にとって」ということになってしまうのだ。」と書いている。写真専門のカメラマンではないのだから、それはそれで良いかも。沢木耕太郎のファンとしては。

たかのてるこ「ダライ・ラマに恋して」

2005年07月23日 (SAT) 00:02:41

いつもながら、面白いです。やっていることが個性的なのもあるけど、文章もわかりやすくて良いんだろうな。

失恋したときにふと手にしたダライ・ラマの本を読んで、その考え方に感動し、ついには本人に会って話がしたくなった彼女。マスコミに勤めているので、取材という名目はたてやすいが、やはり本人の熱意あってこそだな。チベットを旅し、ダライ・ラマが脱出した今のチベットを感じ、リトル・チベットと呼ばれるラダックでチベット仏教にふれ、ついにはダライ・ラマに会って話ができるのだ。すごいよなぁ。この本を読んだら、日本の仏教が儒教よりだということが良くわかった。そして、藤原新也「西蔵放浪」を読んだときに感じた疑問が少し解けた気がする。

チベット仏教、良い感じです。ラダックで知り合った学校の先生が、「仏教は宗教でなく”自然科学”だと思っている」と言っています。彼は、仏教を深く信じた上でそう言っています。この辺の考え方とか、祈るのは「生きとし生けるもの、すべての幸せ」これを祈れば自分自身の幸せも含まれるとか、ダライ・ラマの話す内容とか、良い感じです。よしもとばななも、ダライ・ラマの大ファンだしなぁ。偶然にも、同じ時期に読んでいた恩田陸の「不安な童話」で生まれ変わりの話のところにダライ・ラマが出てくるし、なんかはまってしまいそう。

あとがきで「ダライ・ラマの長寿を祈りつつ」と書いていたけど、このダライ・ラマは死んじゃって今は別のダライ・ラマなんだよねぇ。不思議な世界だ。

追記:すみません。ダライ・ラマ14世は、ご存命でした。このまま、長寿を祈りましょう。

恩田陸「不安な童話」

2005年07月23日 (SAT) 21:12:06

主人公の女性は、もともと霊感があるというか、見えない物が見えてしまったりする。そんな彼女のことを、殺されてしまった女流画家の生まれ変わりだと、その息子から言われてしまう。幼くして母を亡くしてしまった息子は、遺品の絵を当時母親が親しかった人達に渡そうとする。そこから、不吉なことが起こり始める。その息子は絵を渡すことから母親を殺した犯人を捜そうとするんだけど、読んでいる途中で実行犯は分かったね。最後に意外な事実もあったけどね。

普段ミステリーを読んでいても、途中で犯人が分かる事なんて滅多にないんだけど、恩田陸の作品はどうも伏線がありすぎるのか、なんとなく引っかかりを感じてしまう。

生まれ変わりの話のところで、ダライ・ラマがでてきます。ダライ・ラマは、代々生まれ変わりなんだよね。不思議だ。

村上春樹 佐々木マキ「ふしぎな図書館」

2005年07月27日 (WED) 21:06:02

何じゃこりゃ。いつもの羊男が出てくる作品。1982年頃の「図書館奇譚」を改稿したそうです。何で今頃。佐々木マキの絵は、良い感じ。

海水浴

2005年07月30日 (SAT) 22:07:44

金曜日に確認した天気予報では、曇り時々雨だったのだが、実際は曇り時々晴。気温も高い。3時のおやつを食べたら、家族で海に行くことにするが、三男の昼寝が終わらない。待ちきれない男三人組は一足先に歩いて海水浴場に向かう。Tシャツに海パン、帽子を被り、浮き輪を持って、テクテク歩く。

海に着いたら、Tシャツ脱いで簡単に日焼け止めを塗ったら、準備体操して海にドボン。長男は浮き輪でプカプカと深いところまで行く。次男は波打ち際で波に揺られる。昼寝から起きた三男と妻も合流したので、次男・三男は妻に託し、浮き輪の長男を押しながらテトラポットまで泳ぐ。実際の距離は分からないのだが、案外近いみたい。押して泳ぐのは一苦労だけど。テトラポットに長男と登ると、貝とかカニとか生き物がいる。新潟の海岸は砂浜が多いので、海の生き物ってあんまり見る機会が無かったんだよね。貝やカニを捕りたがる長男をなだめ、海岸に戻ることにする。今度は、引っ張って泳いでみた。こっちの方が少し楽かな。潮の流れのせいかな。次男も同様にテトラポットに行きたがるが、疲れたし長男よりは移動が不安なので断る。

三男は全身が海に浸かるのは嫌みたいだが、波打ち際をあっちに行ったりこっちに行ったり。突然、海に向かって走ったりするので、油断できない。まぁ、彼なりに楽しんでいるようだ。今度は一人でテトラポットまで泳いでみる。やっぱり、近いな。それほど苦労しない。今日は波が穏やかだったせいもあるけど。夕方になり水も冷たくなってきたので、簡単にシャワーを浴びて、車で帰る。家に着いたら、そのまま風呂に入り、梅ジュースを飲んで夕食。


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