つれづれなるままに... 2005年1月

楽しいお正月
2005年01月03日 (MON) 23:46:05

31日

夕食は、年越し蕎麦。頂き物のお酒「弐乃 越州」を開ける。熱燗に良いですね。「紅白歌合戦」の第1部を家族で見る。そのあと、子ども達は就寝。親は少しバタバタしたあと、ビールを飲みながら「行く年、来る年」を見る。

1日

朝は金沢風の雑煮。すまし汁に三つ葉と餅だけのシンプルなもの。子ども達に、お年玉として絵本を2冊ずつ渡す。早々と配られた年賀状に目を通し、出し忘れた方達への年賀状を書く。昼は妻の頑張ったお節料理。晴れ間を見て、年賀状を出したり、雪に触ったり。おやつを食べたら、弥彦神社へ初詣に向かう。夕方でも人出は多く、境内に入る手前の入場制限で暫く待たされる。その割りには、境内に入ってからもじりじりとしか進まない。長男・次男は、人混みに押されかわいそう。三男は私が抱っこしているので、楽しそう。人混みに困惑しているうちに、何をお参りしたのか良くわからないまま境内をでる。寒いので暖かいものでも食べようと、甘酒を一杯と大判焼きを二つ皆で分け合い食べる。夕飯もお節の続きを食べる。

2日

今年は2日も年賀状が配られるとの話だったので、何回も郵便受けを見に行くがなかなか来ない。結局は、郵便受けの入り口に挟まったままで、下に落ちていなかったので見つけるのが遅くなったようだ。また、出し忘れた方達への年賀状を書く。買い物の為に、近所の大型スーパーへ行く。一番安い凧を買う。やっぱり、正月は凧揚げでしょう。昼食のあと、凧揚げに行きたいのだが天気が悪い。暫く待ったのち、長男・次男と近くの海岸へ。それなりに風はあるのだか、あまり上手く揚がらない。少しすると落ちてしまう。まぁ、その方が長男・次男に凧を持たせて走ることができて楽しいかな。そのうち凧が破れてしまったので、帰ろうとすると次男が愚図りだした。もう少し海岸で遊ぶ事にする。棒で砂浜に絵を描いたりしているうちに雨が降り出し、今度こそ帰る。家に着いたら甘酒を温めて飲む。実は、甘酒が大好きなのだ。長男の学習机を置く場所を検討し、子ども部屋の模様替えを行う。夕食は、すき焼き。鉄鍋とカセットコンロですき焼きをするなんて、この家族では初めてではなかろうか。市販のタレを使ってそれなりにおいしかったのだが、ちょっと甘すぎたかな。

3日

なんだか天気が良い。家族で近場の公園に行く。池に張っている氷に石を投げたりして遊ぶ。普段は余り乗せない電動遊具に乗せてやる。長男はオートバイ型を一人で運転してご機嫌。次男は一人を嫌がったので妻が一緒に消防自動車型に乗る。最後は長男の運転で、次男・三男の三人乗りでパトカー型だ。近くの大型スーパーに行き、ランドセルを物色。ピンキリだけど、安いので十分でしょう。どうせ、最近は6年間使うわけでも無いようだし。昼食でお節料理を食べきる。三男を寝かしつけたら、長男がやりたがっていたUnoをやる。次男も誘ったがやらないと言うので、長男と一騎打ち。三男が目を覚ますまでやり続け、2,3回長男が勝ったかな。おやつの後は、大型スーパーと大型家具店へ行く。大型スーパーで、長男・次男に珍しくガチャポンをやらせる。長男はスライムもどき、次男はアンパンマンの磁石をGet。家具店では、長男の学習机を物色。我ら夫婦は、イトーキやコイズミは全く眼中にないので、探すの時間が掛かる。たいした予算も無いくせに、メジャーな大量生産品を選ばない、と言う困った夫婦だ。なお、ここで長男の意見は殆ど取り入れられない。今回のポイントはシンプルな木製(できれば無垢材)、できれば次男・三男の時も同じものが手にはいるような息が長いもの。まあまあのが見つかりカタログを頂いて再検討とし帰宅する。夕食は、カレーライス。お節に飽きたらカレーだね。でも、我が家では珍しいメニュー。

楽しいお正月も、今日でお終い。明後日からは、仕事です。

花村萬月「駄日記」
2005年01月04日 (TUE) 23:47:18

2003年6月15日から2004年1月1日まで自身のHomepageにアップしていた日記を纏めたもの。「原稿料無しで書いているのだから、誤字脱字など気にするな」とか書いていたと思うのだが、本になるんですねぇ。しかも、Webにアップしていた文章は削除しちゃうし、なんだかなぁ。

毎日毎日一生懸命書いてます。書いているのが、大好きなんだって。自称ワーカホリックだって。しかも、殆ど一気書きで推敲は殆ど要らないそうだ。凄いなぁ。頭の中にある世界が溢れ出すのを書き留めるような感じなんだろうなぁ。そういえば、大沢在昌も原稿用紙に一気書きとか言ってたなぁ。しかも、大沢在昌は手書きだ。凄すぎる。

音楽と車や単車、日本の歴史など色々蘊蓄も書いてます。どこまで信じて良いものかわからないし、理解できないところも多々あるので流し読み。金原ひとみ「蛇とピアス」で「これから先を見守りたい。逸材だ。」と書いている。ふむふむ、読んでみようかな。

「鬱」以降はエンターテイメントで無くなったので、できればそれ以降はペンネームを替えたいとか書いてます。うーんと「鬱」って読んだかなぁ。以前読んだ「ぢん・ぢん・ぢん」は、「鬱」の次の作品だったよな。最近の作品を読んでないので、読んでみよう。

悪天候
2005年01月09日 (SUN) 20:53:27

天気が悪いです。せっかくの三連休。天気予報は雪で、雪が降る分には良いのだけど、風が強すぎて外なんか歩けません。雪も風で飛んでしまって、つもりません。これでは、雪遊びができません。つまらん。

森博嗣「工学部・水柿助教授の日常」
2005年01月09日 (SUN) 22:55:07

初めての森博嗣。どっかの国立大学工学部助教授で、ミステリー作家なんだよね。夜8時頃まで大学で仕事して帰宅、食事などをとり12時頃まで作家として仕事して、15分だけ趣味の時間をもって寝ると言う生活をしていると知ってから、非常に興味があったんだよね。二足のわらじを履きこなしている。

自伝と言っても過言ではないような小説。たいしたストーリーはない。話があっち飛び、こっち飛び。オチもない。ダラダラと、水柿助教授の(あくまでも、森博嗣ではない。何度も、これは小説だと断っている)回りで起こったことや、夫婦の出来事だとかを書いている。助教授にとって、大学生相手の授業は仕事の1割でしかないそうだ、4割は雑用で、5割が自分の研究だって。ふーん。それじゃあ、授業なんてリキ入らないよなぁ。片手間でしか無いじゃん。

やっぱり理系の人の文章だ。どこが?と聞かれると困ってしまうが、考え方とか頷けるところが多い。中学・高校における現国の違和感について、こう書いている「どうも、文学や詩を愛する手法を学んでいるとは感じられない。どこか違うのだ。何かまったく別のテクニックを教わっている...」。そうなのだ、なんか納得がいかないんだよね、国語のテストの回答って。数学や理科には、絶対的な答えがあると思うけど、国語の回答に絶対があるのが納得いかない。そこで、オレはつまずいたんだよなぁ。あと、「国語の先生は生徒に見本(あるいは、力の差を)を示してくれない」とも書いている。「数学ならば、数式を解いてくれる。理科や社会ならば、知識の差を見せつけてくれる。だけど、作文とかで先生の手本はまったくない。」なるほどなぁ、と理系のオレには同感できることだが、文系の人にしてみれば鼻で笑っちゃうようなことなんだろうなぁ。

解説を筒井康隆が書いている。「工学部」に対して「文学部」だって。「文学部唯野教授」が売れたからって、森博嗣は本職だぞ。筒井康隆も困ってました。

水柿助教授の続きがあるようだし読まなきゃ。ミステリーの方も読んでみたいなぁ。

雪だ!!
2005年01月10日 (MON) 21:49:05

今日は朝から雪が降り続いた。そして、積もった。嬉々とする、父と長男・次男。憂鬱がる母。わけが分からない三男。

昨年まで使っていた除雪用のプラスチック・スコップが壊れているので、ホームセンターまで買いだし。色々あるけど(雪の降らない地方で信じられないだろうが、除雪用スコップだけでも10種類とか売られている)、雪が付きにくいと謳われているスコップと、子ども用の除雪ダンプ(分かるかなぁ)を買ってくる。

家の前の雪をいじり始めるが、何分もしないうちに雨が降り出した。なんたることだ。なぜ、雪でなく雨なんだ。雪いじりを中止して家に入りました。明日の予報も雪です。平日に降られてもなぁ、通勤が苦痛なだけなんだけど。

よしもとばなな「海のふた」
2005年01月12日 (WED) 21:49:49

「海のふた」は原マスミの歌の題名で、この本の最初に歌詞がまるまる書いてあります。暗い歌です。夏の終わりに最後の人が「海のふた」を閉めずに帰っちゃったから「海のふた」があいたままだよって。イメージは、風呂のふたですかねぇ。原マスミって、ばななは絶賛だけど、聞いたことありません。どうなんだろう。あと、版画家名嘉睦稔とのコラボレートとか言って、何枚もの版画が出てきます。どうなんだろう。あまり、ピンとこない。こんな、まわりのことはほっておいて、ばななの文章は良い! もう、本当に良い!! オレにとって、神の域に達してるな、ばななの文章は。うん。

大学を卒業後、地元西伊豆に帰ってきた主人公の女は、そこでかき氷屋を開く。遺産相続争いに巻き込まれた年下の女の子が、そこでひと夏を過ごす話。

かき氷が好きだからって、かき氷屋を開くか普通。いや、環境が普通じゃないのがばななの世界だ。お金にまつわる暗い話や身近な環境問題の話が出てくるのが新鮮。あ、お金の話は「デッドエンドの思い出」もそうだったか。

金原ひとみ「アッシュベイビー」
2005年01月15日 (SAT) 21:32:53

芥川賞受賞作の「蛇とピアス」が借りたくて図書館に行ったが見つからず、代わりに借りてきた芥川賞受賞第一作である。当然、初めての金原ひとみ。

駄目です。読んでられません。狂気の世界についていけません。後半1/3位は斜め読みで、無理矢理読了。レズ、自傷、無気力・無関心、赤ん坊とやりたがる男、獣姦、寂しい女、...。

「蛇とピアス」は、どうなんだろう。

お年玉付き年賀はがき
2005年01月17日 (MON) 22:55:15

今年頂いた年賀状は、75枚。確率的には、4等が2枚はあるはず。なのに、全滅。今年も幸先悪いなぁ。

篠田節子「アクアリウム」
2005年01月22日 (SAT) 22:03:18

多分初めての篠田節子。まぁまぁ、面白かったです。「新感覚のサスペンス・ファンタジー」だそうです。

自宅に巨大な水槽を何本も持つ、真面目な公務員が主人公。彼が、奥多摩の地底湖で失踪したダイビング仲間の遺体を引き揚げに行ったところ、不思議な魚にであう。その魚(イクティ)は、テレパシーで意志の疎通をはかり、人間の女性の姿を見せる。スーパー林道開発で、イクティの住む地底湖の水温が上がり、イクティが危険な状態になる。そこで、主人公は環境保護団体に入り、地底湖のある自然を守ろうとするが...。

テレパシーや幻影を使う魚というのが、ファンタジーなんだろうな。環境保護団体に関する話では、お役所仕事とかマスコミ受けとか、イヤーな話がいろいろ出てくるが、実際そんなもんなんだろうな。魚の存在以外はリアリティがあって良いとおもうのだが、単車を加速するときに「アクセルを踏み込む」って表現はないだろう。

三男と散歩
2005年01月23日 (SUN) 23:35:29

昼食後、妻と長男・次男は車で出かけた。三男を昼寝させ、しばし静かな時間。それも1時間ほどで終わりを告げる。三男は昼寝から目を覚ますと、大抵泣く。今日も泣いておきた。まだ、妻達が帰ってくるまで時間があるので、本屋まで散歩することにする。

暖かいオーバーを着せ、帽子を被せる。本人も歩く気満々。手を繋ぎ、車のあまり通らない道を選び、本屋まで歩く。三男は、何を見ても「わんわん」か「ちゃっちゃ」で話にならないが、クロネコヤマトだけは「にゃーにゃ」と認識している。風も少なく、青空の下、気持ちのいい散歩。なぜか子どもって、側溝の上を歩きたがるよね。まぁ、道の真ん中を歩かれるよりも良いけど。

30分ほど歩いて、本屋に到着。妻に本屋で拾って貰えるように携帯メール。森博嗣の短編集を買ったところで、妻達が合流。家族全員車で帰宅。

もう少し三男の背が伸びたら、手を繋ぐのが楽になるな。今の身長差だと、オレが少し傾く必要があるんだよね。はやく大きくなれよ。

うっしっし
2005年01月26日 (WED) 23:10:46

作家吉川良太郎さんの実家の方に、「ボーイソプラノ」へサインしていただけるようお願いしていて、昨日受け取ることができた。サインと日付とフランス語のメッセージが一つ。あ、あとは噂のイラスト。××さんって宛名が無かったのは残念だが、まぁ仕方ない。

ところで、フランス語のメッセージは何と書いてあるのか、わからない。うーむ、これでは猫に小判ではないか。それはそれとして、大事にしまっておこう。

凧揚げ
2005年01月29日 (SAT) 22:03:03

先日、長男・次男は幼稚園のお出かけで、白根にある凧の博物館に行って来た。そこで、それぞれが凧を作って持って帰ったので、今日は凧揚げ。快晴だし、それ程寒くないし、凧揚げ日和。

家族全員で海岸へ行く。三男は砂遊びとしてスコップ持参だ。風は少ないが、凧のできがいいのか簡単に揚がる。しかも、安定している。子ども向けにできているのかなぁ。ちょっと、安定しすぎて、つまらないくらいだ。長男なんかは、片手に凧を揚げたまま、貝殻を拾っている。

三男はスコップ片手にご機嫌。凧に飽きた次男が、スコップを借りようとしても、怒って貸してくれない。三男は、怒りっぽいというか、人を威嚇する。長男・次男は、そんなこと無かったので、なんだか新鮮。三人もいると、いろいろだなぁ。

3,40分遊んで、家に帰ったら、温かい甘酒。


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