つれづれなるままに... 2007年2月

沢木耕太郎「象が空を」

2007年02月03日 (SAT) 21:05:35

沢木耕太郎の1982年から1992年までの全エッセイ集。量がある(2段組502ページ)ので読み切るのに時間が掛かったけど、良かったです。心地よい文章。

ある大学の法学部の入試試験(国語)にエッセイが採用されたので、回答してみようとするのだが、どれも自信を持って答えられなくて困惑した。という話しがあった。よしもとばななもエッセイで同じようなことを書いていた。彼女の場合は、自信を持って回答したら不正解だっと言うオチだったが。これだから国語のテストってのはよう、オレは嫌いだ。作者にすら回答できない問題って何だ?

一番面白かったと言うか、うけたのは「夢の休日」。やっぱり、沢木も人の親なんだなぁ、と。

気になった言葉:高見順「いやな感じ」、「冷血」はペリー・スミスの物語だった

吉村昭「敵討」

2007年02月11日 (SUN) 22:04:08

初めての吉村昭。敵討ちの話しが2編。敵討ちが如何に大変なものかと言うことは分かったが、小説としては今ひとつ。周到な取材のもと小説を書く人らしいが、事実を並べているだけで、話しに広がりがないような。小説というよりもレポートか。でも、敵討ちをクライマックスとして話しを終えず、敵を討った人の生涯を書いている所は、まあまあか。

鼻炎のレーザー治療

2007年02月11日 (SUN) 22:30:15

アレルギー性鼻炎による鼻づまりの対策として、レーザー治療を受けた。もともと鼻の穴の仕切りが曲がっている鼻中隔彎曲症でもあり、鼻の粘膜が少し腫れただけで鼻づまりとなって、イビキがでたり熟睡できなかったりしていた。レーザー手術は、鼻の粘膜をレーザーで焼いてしまって、腫れにくくするものだ。

金曜日 耳鼻科に行きレーザー治療を受ける。鼻の粘膜に麻酔をかけるので痛みはないが、レーザーで焦げる匂いがするのが不気味。左の鼻の穴は曲がっている骨のせいで余り広範囲にレーザーを当てられない、右の方は手前から中程には十分レーザーが当てられたが、奥の方までできなかったので、必要があればまた今度と言われた。結局その日は、治療のための塗り薬と鼻炎の内服薬のお陰で、それなりに両方とも通っている。
土曜日 日中は鼻炎の薬によるものか、少しは通っている。しかし、薬のせいで眠くて怠い。就寝時は、殆ど通らず。寝不足を感じる。
日曜日 朝、喉の奥に何かが引っかかっている感じ、出してみたらどろっとしたタン。やっぱり、炎症を起こしているのだろうか。鼻炎の薬をやめてみる。鼻は殆ど通らず。
月曜日 鼻が通らず、睡眠不足。左は以前より通っている。右は腫れているのではなく、奥に何か詰まっている感じで殆ど通らず。
水曜日 日中、左が通っている事が多い。
木曜日 日中、左が通っている事が多い。
金曜日 日中、両方の鼻が通ることがあるが、鼻だけで息をするのは辛い。
土曜日 両方通っている事が多い。鼻だけで息ができる。耳鼻科に行ったら、左は少し出血していると言われる。

日中は両方の鼻が通っている事が多くなってきた。これは、治療の効果があったと言えるだろう。だが、就寝時は、それ程変わっていないと思う。でも、熟睡できないようなひどい鼻づまりが減ればなぁ。必要があれば追加でレーザーを当てることができるそうなので、暫く様子を見てまた行くか。

白鳥

2007年02月12日 (MON) 21:17:17

昨日は、毎年恒例の白鳥にパンをやりに行ってきた。車で1時間以上掛かるのだが、昨日は道を間違えたようでちょっと遠回りをしてしまい、1時間半くらい。三男が飽きてしまうので、途中のコンビニでオヤツを買ったりした。沼に着いてみれば、時々雨がぱらつき風も強いのだが、やっぱり何台か車が停まっていた。でも、ポッポ焼きの販売車とかいなかったな。

車から降りて沼に近づこうとすると、鴨が足下まで寄ってきて子ども達はたじろいでしまう。オレは鴨を蹴散らすように歩いて沼まで行き、白鳥にパンを差し出すと手からパンを食べるのだ。鴨と言い、白鳥と言い、こんなに人間慣れしてしまって良いのだろうか。あと、今年はカラスが多い。子ども達が沼から離れたところから、パンを投げても白鳥まで届かず、鴨やらカラスやらに食べられてしまう。白鳥みたいに図体のでかいのは、動きが遅いのだ。

夕食に妻のリクエストで、インド風チキンカレーを作った。油を減らしすぎたとか、玉葱の炒め方がたりなかったとか色々あり、オレと妻は今ひとつ。でも、子ども達には大好評。

2回目のスキー

2007年02月12日 (MON) 21:17:53

次男のスキーをヤフオクでゲットしたので、新潟市から一番近いニノックス・スキー場に、様子見に行ってきた。オレはニノックス・スキー場に行った記憶が無いが、長男・次男は幼稚園のお出かけでソリ滑りに行ったことがある。

朝はノンビリ起床し朝食後に準備して、9時半過ぎに車で出発する。途中ガソリンを入れたりして、11時前には到着するのだが、本当に近くまで行かないと雪が積もっていない。今年の暖冬は、ねぇー。

ソリを持った妻と三男は、キッズゲレンデに向かう。入場料500円で、簡易リフト付きのソリ斜面が利用できるのだ。オレは長男・次男のスキーを担ぎ、緩やかな斜面を歩いて登る。今日の長男・次男は、この緩斜面を登ったり下りたかなぁと考えていたら、キッズゲレンデに簡易リフト付きのスキー用斜面があったので、これを使用することにする。ちょっと距離が短いけど、自分で歩いて登るより、よっぽど効率的でしょう。簡易リフトまでの坂道を、長男は板を横にして登れるが、次男は登れないので板を支えてやったり後ろから押してやったり。リフトに乗ってしまえば、長男も次男も自分で滑って下りてくるので、まぁオレも楽かな。三男とソリ滑りをしていた妻が「ソリの紐が切れたのでサービスセンターで直して貰って来てくれ」とやってきた。紐を直して貰ったら、オレも三男とソリ滑り。スキー用斜面よりソリ用斜面の方が急で長いので、足でブレーキをかけながらソリで滑る。お尻が痛くなります。再び三男を妻に託し、オレは次男のリフト乗りサポートをする。そのあとも、三男と短いソリ斜面を滑ったりして遊ぶ。長男はこの緩斜面では物足りなくなってきている。12時半位だろうか、終わりとする。車に戻り、持参したお握りとテイクアウトのお好み焼きで昼食を取り、帰宅する。

ニノックス、1時間ほどで行けるスキー場として十分だな。長男・次男は、もっとスクールに入れて習わせた方が良いだろう。その間、親が面倒を見なくて良いし。せめてもう一回行けると良いなぁ。

夕食に豚バラのビール煮を作った。豚バラが柔らかく煮えたし美味しくて子どもにも好評なのだが、アルコール分が残っているのではないかと妻が言いだし、夕食中にネットで調べたり物議を醸す。結局、子ども達のお代わりは無しとなり、今後子ども向けには作らない事に。残念。

吉田篤弘「という、はなし」

2007年02月18日 (SUN) 20:28:37

PR誌「ちくま」の連載を纏めたもの。フジモトマサルが本を読んでいる動物の絵を一枚描き、それに吉田篤弘が3ページほどの文章をつけた。絵と文が噛み合っているような、いないような。うーん、まあまあかな。

Suica

2007年02月21日 (WED) 21:01:06

通勤にSuica定期券を使っている。最近気がついたら、改札を通るたびにディスプレイにチャージ残高が表示される。残高1936円。なんだかなぁ、すごく半端な金額だ。何に使ったっけ。

そんなに使わないけど、Suicaのチャージは便利だ。でも、新潟駅にある缶コーヒーの自動販売機は、まだSuica対応していない。Suica対応したら便利なのに。

風邪だろうか

2007年02月24日 (SAT) 21:13:55

月曜日から喉が痛かった。なので今週は、仕事中のど飴をなめたりして、残業を少な目にした。木曜日が一番酷かったのだが、寝る前に妻が作ってくれたショウガ湯を飲んだら次の朝は少しましだった。それで金曜日は出勤途中にインスタントのショウガ湯を買って仕事中も飲んでいたら、今朝は大分回復していた。毎冬一回は風邪をひくけど、今年はこれで終わりだろうか。

夕食に牛スジのカレーを作った。午前中から牛スジの下ゆでをしたのだ。レシピよりはスパイスを控えめにしたのに、食べてみると辛くて辛くて。次回はもう少しスパイスを控えよう。子ども向けには、市販のカレールーを使ったので、辛すぎることもなく好評でした。

花村萬月「♂♀」

2007年02月24日 (SAT) 21:24:51

タイトルは、Windowsでも正しく表示されているだろうか。「オス・メス」と読みます。

週刊誌「フォーカス」に連載された小説で、45歳の小説家が何人もの美女とSEXしまくるだけの話。挙げ句の果てに、女性の体を使った自慰行為だとか。何だかなぁ、このオヤジは。

「オレにはこんなに凄い(エロい)事も書けるんだぜ」と言うような、萬月の過剰な自己顕示欲が押しつけられているような。一度読めば十分だ。


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