つれづれなるままに... 2007年3月

ついうっかり

2007年03月02日 (FRI) 00:03:09

小学校の入学説明会に妻が参加するので、オレは早めに帰ってきて子守りをしていた。そこでついうっかり、500ピースのパズルを次男・三男と始めてしまった。500ピースは、そう簡単にできるものではない。子どもが寝てからも、一人でコツコツ作り続け。9割方できたかな。今日は、これでお終いとする。明日になれば、子ども達で完成させるでしょ。

サン・テグジュペリ「人間の土地」

2007年03月03日 (SAT) 21:46:55

エッセイなんだか、小説なんだか、哲学書なんだか。飛行機が墜落してからの話は凄いものがあるが、それ以外の箇所は、抽象的すぎてよくわからない。堀口大学の訳っていうのも、どうなんだろう。池澤夏樹が訳したら、もうちょっと読みやすくなるかも。

気になった言葉:愛するということは、おたがいに顔を見あうことではなくて、いっしょに同じ方向を見ることだと。

我慢、我慢

2007年03月04日 (SUN) 21:08:36

貧乏暇無し、子沢山を実践中。

金原ひとみ「オートフィクション」

2007年03月04日 (SUN) 22:40:14

「オートフィクション」とは、自伝風小説と作品中で説明されている。主人公である22歳の女性作家に「オートフィクション」を書かないかと仕事が持ちかけられ、章毎に18歳、16歳、15歳と遡っていく。

今までの作品に比べると、トゲトゲ具合が減り、読みやすく分かりやすくなっている。ちょっと物足りなさを感じるけど、売れる小説が書けるようになってきたってことだろうか。まぁ、これはこれで面白かったです。

雪だ!!

2007年03月07日 (WED) 22:28:57

暗くなってから、みるみる雪が積もりだした。今年一番か?

もう一日雪の降るのが早ければ、風邪が治りつつある長男(現在、欠席者が多いため学年閉鎖中)と、これまた風邪が治りつつある三男の子守りで午前半休を取っていたから、雪遊びができたのに。明日は普通に出勤するから、雪遊びなんてできないじゃん。週末は雨の予報だしなぁ。残念。

次から次へと

2007年03月08日 (THU) 23:59:55

先週の木曜日、長男が発熱のため小学校を早退してきた。日曜日、三男も発熱した。次男は、水曜日の卒園イベントを控え、元気モリモリだった。長男が学校を休んでいる間、オレも早めに帰ったり、遅く出勤したりしていた。水曜日には長男は復活していたのだが、火・水・木と学年閉鎖となり家でゴロゴロしていた。

そして今日、とうとう次男も発熱した。卒園イベントの一つが終わりホッとしたのだろうか。そんなわけで、まだ暫く病人を抱えることになる。子どもが風邪をひくと、寝ている間も愚図ったり、喉が渇いたと飲み物を与えたりで大人も落ち着いて寝てられない。親は、寝不足に負けないように、気力でカバーだ。

白石昌則「生協の白石さん」

2007年03月10日 (SAT) 21:56:52

言わずとしれたベストセラー。まあまあかな。「生協への質問・意見、要望」に白石さんが真摯に回答している。うけたのは「学長の日程おしえてー」「細かい事はわかりかねますが、色々とお忙しい様です。」そっかー、忙しいのかー。

白石さんは東京農工大の生協にお勤めで自身でも書いているのだが、大根おどりは私立の東京農業大で、白石さんのは国立の東京農工大で別物なんだね。知らなかったよ。

姫野カオルコ「サイケ」

2007年03月10日 (SAT) 22:03:34

短編集。1970前後の話だから、サイケか。うーん、どれもそれなりなんだけど、どれか一つといえば「お元気ですか、先生」。

Now reading...

2007年03月11日 (SUN) 21:13:51

モンテ・クリスト伯:岩波文庫全7巻を入手して、2巻目に着手したところ。うん、面白い。訳が古い割りには読みやすい。何年も牢獄に閉じこめられていたにも関わらず、主人公が精神的にも肉体的にも健康すぎるとは思う。

京極夏彦:「嗤う伊右衛門」を読み始めた。文章が軽くないので読むのに一寸気合いがいるが、難しい漢字にはルビがあるし、話も興味深いし、今のところ面白いです。


子どもの体調が悪いと、そうそう出歩くわけにもいかず、ダラダラしているので親子共々読書の時間が増える。夕食には、鶏骨付きもも肉トマト煮込みを作る。オレ自身はトマト煮って好きじゃないだけど、家族には好評なので、まあ良いか。

散々な一日

2007年03月12日 (MON) 23:47:03

今日は、出張だった。金曜日のうちに6時58分の新幹線の予約を取っておいた。日曜日から新潟の天気は荒れており、月曜の朝も風が強く通勤電車が遅れることが予想された。朝早めに起きてみるとやはり風が強い、でもJRのサイトを見ても列車の遅れは無いという。6時になるのを待って、JRのテレホンセンターに電話してみるが話し中で繋がらない。仕方が無く、最寄り駅まで早めに向かう。駅に着いてみれば、やはり25分遅れの運行だそうだ。まったくもう。タクシーで新潟駅に行かないと、新幹線に乗り遅れてしまう。タクシー会社に電話しようとしていたら、駅にタクシーが向かってきた。さっきから外で待っている人が呼んだようだ。見ず知らずの人だが声を掛けたところ、新潟駅まで行くと言うので同乗させてもらう。割り勘の約束だ。きちんと申告すればタクシー代も出張費として精算できるはずだが、同乗させてもらっておきながら、割り勘で全額の領収書を貰うのも変だし、領収書を貰う代わりに全額払うのも上手く精算できなかった時のリスクを考えると今ひとつ。半額のタクシー代は自腹だな。新潟駅に着き、朝食用のサンドイッチとカフェオレを買い、新幹線の座席に着く。でも、なんか変だ。後ろを見れば、煙草を吸っている人がいるではないか。なんと喫煙席を指定してしまったようだ。どうしようかと考えるが、2時間喫煙車にいることはできない。禁煙自由席に移動する。幸いなことに、自由席は空いていた。サンドイッチを食べ、「嗤う伊右衛門」を最後まで読み、無事に東京駅に着いた。下りたホームで会社の人と落ち合う予定なのだが、見あたらない。どうやら、下りてすぐの見通しの良いところにはいなくて、禁煙指定車から出てくるだろうとドアの見える空いている所にいたそうだ。オレのミスで禁煙指定車にいなかったからなぁ。落ち合うのに手間取ってしまったため、最短時間の在来線に乗ることができなかった。ホームの時刻表を見ると、数分で次のが来るようだ。ヤレヤレと待っているが来ない。よくよく時刻表を見ると、同じ路線でもホームが違うのだ。うーん、さすがは東京。その次の列車に乗れば、ギリギリ会議には間に合うはずだ。一応、相手先に到着時刻が遅れることを伝える。フー。

打ち合わせを済ませ、夕方近く、新潟に帰れることになった。同僚は一足先に帰っている。東京駅で新幹線の指定を取ろうとするが、すでに満席だ。指定が取れたら何かオヤツでも買ってとか考えていたのだが、それで座れなくなるのも嫌だ、30分ほど自由席の列に並ぶことにする。30分も前なので、まだ並んでいる人は少なかった。だから、新幹線ではちゃんと座ることができた。でも、上野駅から暫くは立っている人達がいたな。やっぱり混むんだ。車内販売の缶コーヒーを飲み、「モンテ・クリスト伯」を読む。新潟駅について、普段より早く帰れるな。と思ったら、まだ新潟の天気は荒れていて、在来線が25分遅れ。仕方なく、本屋を覗いたりして時間を潰す。電車を降りてからも、家まで歩く間風が強いのなんのって。散々な一日だった。

京極夏彦「嗤う伊右衛門」

2007年03月14日 (WED) 21:28:41

さすがは人気作家。凄かったです。悲しい話なんだけどね。

貧乏長屋に住み仕官を志もせず日々淡々と生きる伊右衛門は、疱瘡で顔は崩れ髪が抜け落ち醜くなった岩の婿となる。お互いを思い合いながら上手くいかない伊右衛門と岩の夫婦。伊右衛門の上役である喜兵衛の策略で、伊右衛門は岩と別れ喜兵衛が孕ませた梅を嫁に貰うことになる。とことん卑劣な喜兵衛が伊右衛門に絡み、伊右衛門が幸せに暮らしていると思っていた岩は、真実を教えられ...。

でも、一年前に何があったのか、わからなかった。なぜ、最後はああなったんだ? 少し読み返してみたけど、わからなかった。うーむ、気になる。もう一度始めから読まないとダメかなぁ。最初の伊右衛門が蚊帳の中で感じていたおどろおどろしさも後半生きているのかよく分からなかったし。読み方が甘いのかなぁ。残念だ。

「四谷怪談」がベースだそうだが、全然わからんかった。映画化されてるんだよな、見てみるかなぁ。

村上龍「KYOKO」

2007年03月18日 (SUN) 20:42:48

幼くして両親を失ったKyokoの心の支えとなったのは、8歳の時に数ヶ月米兵ホセから習ったキューバ・ダンスだった。大人になったKyokoは、アメリカへホセに会いに行くが、彼はエイズで死にかけていた...。

良くできているなぁ。やっぱり、村上龍はさすがだ。龍がそのころはまっていたキューバを題材にした、ロード・ノベルだ。ダンスシーンなんかは、実際に映像を見てみないとイメージがわかないな。映画では高岡早紀がKyokoを演じているんだよね。映画の為の付け焼き刃だろうけど、高岡早紀のダンスはどうなんだろう。


「嗤う伊右衛門」のDVDを見た。2時間弱に話をまとめるから、上っ面をなぞるだけだけど、まぁ原作を忠実に映像化していたのは良かった。だけど小説を読んでいないと、ところどころで意味がわかりにくいところがあったと思う。岩がいつ死んだのかが小説でははっきり読みとれなかったけど、映画ではそこがわかるようになっていた。まぁ、そうだよね。でも、やっぱり、伊右衛門の心の闇の大きさと岩への思いの強さが伝わってこない。うーむ。あと、映像としてちょっとスプラッタが過ぎるかなぁと思う。

主夫?

2007年03月18日 (SUN) 20:57:48

土曜日の朝、早くから出かけた妻に代わり、納豆ご飯を子ども達に食べさせる。昼食は、焼きビーフンを作る。夕食は、ハンバーグと、ジャガイモとベーコンのスープを作る。ハンバーグは、ナツメグを入れたら、その香りが強くて何だかなぁという感じ。もうちょっと肉にくしている方が良いなぁ。

日曜日の朝は、トーストと、昨夜のスープを温める。昼食はお好み焼き。家族が出かけている間に作り始めたのに、予想した時間になっても帰ってこない。ホットプレートを保温にして、蓋をしておいたら、水っぽくなってしまい、今ひとつ。夕食用に豚の角煮を作っていたら、妻が「ジャガイモが沢山あるから、これも一緒に煮て」と皮をむく。豚肉とジャガイモを合わせたら、なんと肉じゃがでは無いか。豚バラは柔らかく煮えて良い感じなのに、肉じゃがかぁ。しかも、ジャガイモは粉ふいてるし。粉こなしたジャガイモは苦手なんだよね。あとは、大根と大葉の千切りにツナを混ぜたサラダを作って、味噌汁は妻が作る。

この二日間は、いろいろ作ったなぁ。洗濯物畳んだり、掃除機かけたり、風呂場のカビ取りしたり、主夫は忙しい。

卒園式と発表会

2007年03月21日 (WED) 21:46:01

今日は朝から次男の卒園式。我が家は例によって集合時間に遅れていく。次男はニコニコ。長男は他の卒園生とじゃれてる。三男は寝不足なのかオレのそばでグテグテ。担任の先生が臨時の先生で春からは幼稚園からいなくなるのでメソメソ。園長先生から卒園児一人一人にコメントがあるんだけど、カンペを読んでいて何だか興ざめ。長男の時はカンペなんて無かったような気がするが。オレはと言えば、この幼稚園の卒園式は長男に続き2回目なので新鮮味もなく、三男が春から入園することを思うとたいした感慨も無く、通過点だな。でも次男にしてみれば(自分にとっては)初めての卒園式だ、卒園おめでとう。

卒園式が終わったら名残を惜しむ暇もなく、長男・次男はバイオリン発表会のリハーサルに向かう。妻と長男・次男は会場に行き、オレと三男は一旦帰宅する。昼食を食べて、三男を30分程昼寝させたら、発表会会場に向かう。会場に着いてみれば、先生の難しい話が延々続いていて時間が押しているそうだ。まぁ、これはいつものこと。長男も次男も、ステージの上で堂々と楽しそうに演奏できたので良かった、良かった。オレはクラシックには興味がないけど、生の大合奏が聴けるのは良いな。昼寝が良かったのか、三男は最後までグズグズ言わず、聞いていることができました。上出来。

帰宅して着替えを終えた妻は、一息ついたら卒園児のお母さん達の飲み会に行く。残された男4人は、作ってあったカレーライスを食べて、欠伸を連発する次男のために早寝させる。お疲れさま、春からは小学生だよ。

さてさて妻は何時に帰ってくるのだろう。長男は明日も学校があるのだが。

春は近いぞ

2007年03月24日 (SAT) 21:22:36

暖冬とは言え3月はそれなりに寒かった。でも、ようやく暖かくなってきた。午前中は晴れていたので、近くの公園まで子ども達を連れて行った。すべり台したり、石投げたり、走り回ったり。梅も咲いているし。これから良い季節なるでしょう。

夕食に餃子を作った。今年になってから何回作っただろうか。結構、作ったぞ。ちょっと薄味だったけど、今日も美味しくできました。

ゆれたねぇー

2007年03月25日 (SUN) 21:05:21

今日の能登沖地震は、新潟でも揺れたねぇー。横揺れの時間が長かったよね。気持ちが悪くなるくらい。夕食の牛スジの煮込みを作っていたんだけど、ちゃんと火を消して様子を見ましたよ。我が家では、何か倒れるなどの被害はありませんでした。ニュースによると、新潟も15時過ぎに余震があったそうだけど、気がつかなかったな。

牛スジの煮込みは、もう少し甘味があっても良かったかな。でも、美味しかったです。

京極夏彦「覘き小平次」

2007年03月25日 (SUN) 21:35:33

大根役者の小平次は、幽霊役がはまりどころ。いや、幽霊役しかできない。日常でも幽霊のように一言も喋らず、押入に引きこもり隙間から世間を覘いている不気味な男。そんな彼に、奥州での興業に幽霊役で出て欲しいと話が来る。奥州での興業は成功するが、知らぬうちに、とある仕掛けの重要人物になっていた...。

登場人物の誰も彼もが繋がりがあり、最後にはあれよあれよと...。エピローグで、良くできた偶然を、後講釈で因縁と呼ぶのさ。と書いてある。なるほど、単なる偶然か。京極夏彦の文章は、バランスと言うかテンポが良いんだな。使われている漢字は分かりにくいが、一文一文リズムがある。まあまあ、面白かったです。「嗤う伊右衛門」みたいに、納得のいかない箇所は無かったし。

水芭蕉公園

2007年03月31日 (SAT) 21:18:14

今日の天気予報は、くもり後雨。午前中の降っていないうちに、タイヤを交換し、長男・次男とキャッチボールをする。

昼食を食べたら、妻のリクエストで五泉の水芭蕉公園に向かう。車で1時間以上掛かって、雨が降る前に着けるかなと思えば、少し手前から雨が降り出した。公園に近づくと、道路整備員や駐車場整備員が何人も出ている。やっぱり有名な場所なんだな。雨の中、傘を差して公園に向かう。案内図を見ると、結構広いようだ。でも、入り口辺りは白く開いている水芭蕉が全然見られず、期待はずれかなと思ったが奥に進むにつれ、白い水芭蕉が増えていく。満開がどの程度のものなのか分からないが、それなりに満足できた。子ども達は、湿地の木道を歩くのが面白いようだ。公園には桜の木もあり、もう少しで咲きそうだ。水芭蕉と桜が両方とも咲いていたら壮観だろうな。

新潟の桜は、まだ咲かない。春の桜も良いのだが、この季節になると木蓮も綺麗だ。オレが「桜も良いけど、木蓮も良いよね」と言えば、「木蓮は枯れたときが汚い」と妻が言う。例年の会話だ。


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