つれづれなるままに... 2010年8月

八ヶ岳登山

2010年08月06日 (FRI) 22:05:47

今年の登山は、初めての八ヶ岳。個室が取れるオーレン小屋に一泊し、いくつか頂上に立ってきた。オーレン小屋は、布団は乾燥して暖かだし、風呂には入れるしで快適。湧き水も豊富で旨いし。平日のせいかもしれないが、泊まっているのは定年退職してそうな、お年を召した方ばかり。皆さんお元気ですね。桜平からオーレン小屋までは、川沿いを歩くのだが、どこも苔むしてて水が豊富そう。登山道は、さほど整備されていないが、道幅は広い。浮石の多い砂利道で、下りは少々気を使う。天気に恵まれ、良い登山だった。でも、新潟に帰ってから暑いのなんのって。

8月4日
 5:00 起床。5:45 出発。コンビニでパンなど買い、高速をひた走る。SAでパンの朝食をとるが直射日光があたると暑い。でも、高速を降り、桜平に近づくとみるみる気温が下がっていく。快適、夏山登山は、こうでなくっちゃ。
 10:35 桜平駐車場着。駐車スペースは既に一杯で、邪魔にならなそうな路肩に車を停める。
 11:00 登山開始。暫くは車も通る砂利道を歩く。最後尾の妻が何か言っているので、少し引き返したら、妻のすぐ後ろをカモシカが通り過ぎたそうで、オレもそのカモシカを見ることができた。
 11:45 夏沢鉱泉着。少し休憩し、12:00 再出発。
 12:55 オーレン小屋着。ここに湧き出ている「オーレン強清水」旨し。持参したお握りとフリーズドライ・スープで昼食とする。
 14:00 最低限の荷物だけ持って、オーレン小屋発。
 14:55 箕冠山 (2,590m)山頂を通過し、根石山荘でコーヒーとココアを入れ休憩する。根石山荘は、隣で工事していたので建て替えかな? 15:35 根石山荘を出発。
 15:42 根石岳 (2,603m)山頂着。霧に覆われていたが、少し待っていたら下界を見下ろすことができた。天狗岳に向かうには、霧で見通しも悪く、時間も無いので 16:00 オーレン小屋に向けて引き返す。
 16:45 オーレン小屋着。まず、風呂に入る。風呂と言っても、お湯の入っている湯船に浸かるだけだが、サッパリする。妻は子どもと布団の準備をし、オレはビールを飲みながらお湯を沸かし夕食を準備する。アルファ米にフリーズドライの丼物をかけたもの、キュウリと魚肉ソーセージはマヨネーズを付けてまる齧りで夕食とする。食後、オレと妻は作戦会議、子ども達は小屋にあったマンガの「岳」を読む。20時前には子ども達を寝かせ、親が「岳」を読む。面白いのは知っていたけど、ええ話やぁ。
 20:40 妻が外に星を見に行った。妻が誰かと星談義をしているのが聞こえたので、オレも外に出てみる。満天の星空。雲ひとつなく天の川も見えるし、流れ星も見えた。フリースを着ていても寒いので、15分ほどで部屋に戻る。長男が起きてきたので、トイレに行かせ、一緒に外にでて星を見る。残念ながら、この時は流れ星は見えませんでした。
 21:00 消灯なので、オレも布団に入り目を瞑るが、例によって眠れない。結局、眠れたのは23時過ぎか。

8月5日
 5:20 起床。すぐに小屋の人が昨日予約したお握りを持ってきてくれる。 パンにチーズ、スープとコーヒーで朝食とする。荷物を整理し、布団を畳む。
 7:10 不要な荷物を置かせてもらい、オーレン小屋出発。夏沢峠を経由し、硫黄岳を目指す。
 8:55 硫黄岳 (2,760m)山頂着。おやつを食べる。
 9:50 硫黄岳山荘に行き。1リットル100円で水を分けてもらう。
 10:30 再び硫黄岳山頂に戻り、お握りやミニ・インスタントラーメンで昼食とする。
 11:15 赤岩ノ頭方面を経由し、オーレン小屋に戻るべく出発する。
 12:15 オーレン小屋着。全ての荷物をパッキングし直す。食べ物が無くなった分、荷物が軽くなるはずだが、結局軽くなったのは子どものリュックだけ。親は重い荷物を背負うことになる。
 13:10 駐車場に向けてオーレン小屋を出発する。
 14:30 桜平駐車場着。これで、今回の登山は終了。駐車場から一般道までの砂利道でカモシカを2回見る。カモシカって、こんな簡単に見れるものなのね。

この夏は、リュックを二つ買った。妻に25l、長男に20l。今まで長男が使っていたリュックを次男が使い、次男が使っていたリュックを三男が使った。全体的に荷物が分散されたので、オレのリュックは10kg位だったろう。妻の靴も買い直し、今まで妻が使っていたものを長男が使った。以前次男が履いていた靴を、三男が履いた。徐々に世代交代。

姫木平キャンプ場

2010年08月07日 (SAT) 23:44:53

八ヶ岳登山後、そのまま帰るのは勿体無いので、寝袋だけは持ってきていた。コテージを借りるべく、車のナビに表示される電話番号に携帯から電話をかける。とりあえず、一番安い姫木平キャンプ場に向かってみる。キャンプ場が三桁国道に面して、そこそこ車どおりがあるようだが、テントと違ってコテージならば音はそれほど気にならないだろうと、ここに決める。

白樺湖まで戻り、コンビニで夕食を買う。コンビニ弁当にはそそられないので、またしてもお握り。その後、立ち寄り湯の「すずらんの湯」でさっぱりして、キャンプ場に戻る。

キャンプ場は直火OKとのことで、ファイアープレイスがある。受付で薪が買いたいと言ったら「その辺から幾らでも拾って」とのことで、松やら白樺やらの枝を集め、松葉と松ぼっくりを着火剤替わりに焚き火する。お湯を沸かしインスタント味噌汁を作り、お握りを食べる。子ども達は、枯れ木を拾ってきては焚き火を続ける。

20時ころ、備え付けの毛布を敷いた上に寝袋を広げ、皆で就寝。窓を閉めきっていたら、やっぱり暑いので、途中で窓をあける。それでも、オレはやっぱり寝付けず、眠れたのは23時過ぎか。

翌朝、オレは5時過ぎに目が覚めてしまったので、さっそく焚き火と缶コーヒー。火をいじっていたら、長男・次男も起きてきた。妻と三男も起きたところでパンとコーヒー・ココアで朝食とする。朝食を食べてしまうと、キャンプ場にいる必要はない。管理人さんが来る前にキャンプ場を出発する。ナビに「美ヶ原高原」を適当にセットし、車を走らせる。どんどん標高が低くなっていき、暑くなる。途中、道の駅(マルメロの駅ながと)の情報館で場所を確認すると、ビーナスラインは全然方向が違う。ビーナスラインを走るため、いま来た道を戻る。途中、ガソリンをいれてもらったらリッター135円だった。新潟と同じくらいだな。ビーナスラインを走って行くと、どんどん爽やかになっていく。高原ってのは、こうでなくっちゃ。山本小屋で景色を眺め、美術館側に行くと既に霧で下界は見えなくなっていた。残念、遅かったか。ソフトクリームを食べて、郵便局の出張所からはがきを出したら、これでお終い。上田菅平インターから高速にのり、すぐのサービスエリアで昼食をとり、新潟に帰る。

絲山秋子「絲的サバイバル」

2010年08月09日 (MON) 22:21:21

月イチ一人キャンプ(しかも、自腹!)の記録なので、エッセイ?紀行文? 相変わらず男前な絲山さんです。一人キャンプなんて、よくやるよなぁ。御巣鷹山近くの神流川では、不気味体験だもんなぁ。仕事に体張ってますね。

金原ひとみ「星へ落ちる」

2010年08月09日 (MON) 22:22:21

男がいる男と恋に落ちた主人公の女。主人公の女にも同棲している男がいたが、振りきって家を出てきた。主人公が好きな男は、付き合っている男から離れきることができない。男が完全に振り向いてくれない焦燥感。

この焦燥感が、金原ひとみだよね。トゲトゲ感が少なかったけど、まあまあかな。

金原ひとみ「憂鬱たち」

2010年08月09日 (MON) 22:23:42

連作短編集? 精神科に行きたい神田憂と、その周りに存在するカイズさん、ウツイさん。最初の「デリラ」では、どんなエロ小説になるのかと思ったが、全編読むと、ストーリーはともかく作りの面白い小説でした。

越後ハーブ香園入広瀬キャンプ場

2010年08月14日 (SAT) 21:03:39

8/12は、フォレストパーク安達太良キャンプ場に一泊する予定だった。しかし、台風4号接近のため、フォレストパーク安達太良のテントサイトがお休みになってしまった! せっかく予約していたのに残念だ。台風が来ると言っても、一時的なものだし、次の日になれば晴れるだろうと、次なる候補地を探す。台風で雨が降るのは目に見えているので、オートキャンプで少しでも楽なサイト、だけど標高はできるだけ高いところと探したのが、越後ハーブ香園のキャンプ場。

12日、曇り空の午前中に準備して11時過ぎに出発。高速を少しだけ走り、下道を走っているころから雨が降り出す。まぁ、夕方には晴れるでしょ。13時過ぎ現地到着。受付に行くと、トイレ掃除がまだなので、これから行ないますとのこと。今回のキャンプ場は、全サイトにデッキ、流し、水洗トイレ、電源が付いてる豪華なところ。こんなところを利用するのは初めて。受付を済ませ、サイトに行くと先客は一組、テントの上にタープを張っている。雨が降っているので、車のなかでお握りを食べる。その間にトイレ掃除も完了したようだ。雨が降ったり止んだりするなか、まずはタープを流しのまえのデッキ上に設置する。その後、テントの入口がタープの下にくるようにテントを設営する。これで一安心。コーヒーとココアをいれて、おやつにする。雨は短い間隔で降ったり止んだり。子ども達は、雨が降ればテントのなかでカードゲームしたり騒いだり、雨が止んだとなれば外を歩いてみたり。天候が悪く、焚き火の薪も売っていなかったので、ダラダラ過ごす。少しだけ標高が高いし、こんな天気なので涼しく、外にいる間はウィンドブレーカーを着て過ごす。温泉に行きたかったのだが、近くの日帰り温泉は定休日とのことで、汗も少なかったし諦めることにする。18時頃、オレは炭を起こしながら缶ビール。妻がインド風カレーとナンを作る。初めての手作りナンだったけど、美味しかったです。その後は、テントに入り家族でカードゲームを楽しみ、21時頃皆で就寝。雨は降ったり止んだりのまま。24時頃にも激しく降った。

13日、オレは5時過ぎに目を覚ましてしまい、テントからでる。曇で雨は降っていない。次男も出てきて、サッカーボールを蹴り始めた。オレは、コーヒーを入れ、暫しマッタリする。テントの前室に入れていたゴミ袋を引きずりだされ、昨夜捨てたカレーがこぼれている。カラスがつついたのだろうが、カレーでは辛かっただろうに。妻が起き、三男が起きてきたが、長男がなかなか起きてこない。長男が起きてきたところで、炭を起こしスキレットを使いピザを焼く。1枚目はスキレットが十分温まりきっていなかったのか、2枚目の方がパリっと焼けていて美味しかった。上からも熱を加えることのできるスキレットでのピザは、あたりだね。少しづつ太陽も見えてきた。8時頃から撤収開始。寝袋を干し、テントマットを干し、テントを裏返して乾かす。だんだん熱くなってきた。それと共に虫による被害が増えてきた。蚊取り線香はつけていたけど、ブヨには効かず、ブヨにやられる者続出。ブヨって、何日も痒いんだよね。テントやタープも粗方乾いたところで収納し、撤収完了。10時ころ現地をあとにする。

帰り道は、ラジオで甲子園の新潟明訓を応援する。が、杜々の森に行ってみたくなり、寄り道。「全国名水百選」の「杜々の森湧水」を味わう。確かに冷たくて美味しかったけど、オーレン強清水には、負けているな。比べる相手が間違っているか。再び車でラジオを聞いたら、既に試合は終わっていました。新潟明訓、まずは一勝です。

台風でも登山はできるし、キャンプもできるもんだ。しかし、自然をなめちゃいけない。と、最近家族で買い揃えている「岳」を読みながら思う。

バカンスと夏休み

2010年08月15日 (SUN) 21:33:01

8/9〜13が夏休みで8/2〜6をバカンスとしたら、7/31〜8/15と16連休になった。今年の夏は暑い。連日、最高気温は30度を超え、最低気温も25度なんて軽く超えている。暑いよ〜。

7/31 家族でアルビのホームゲーム観戦。アルビ勝ちました!
 8/1 次男のサッカーの応援に行く。
 8/2 子どもとプールへ行く。ガソリンは、132円です。
 8/3 前日なので登山準備。リュック、靴、ウェア、食料など買う。
 8/4 八ヶ岳登山。オレーン小屋泊。
 8/5 八ヶ岳登山。姫木平キャンプ場泊。
 8/6 ビーナスラインをドライブ。
 8/7 木工教室イベントで、三男と本立を作る。
 8/8 三男の欲しい本を探して、本屋を回る。めでたく、本は見つかりました。
 8/9 献血に行くも、例によって貧血気味で、献血できず。
 8/10 次男・三男と歩いて海水浴へ行く。
 8/11 次男・三男と歩いて海水浴へ行く。
 8/12 台風が近づいているらしいが、越後ハーブ香園で雨のキャンプ。
 8/13 杜々の森を経由して帰宅。午後の天気もイマイチでテントを乾かしきることできず。
 8/14 雨で気温が上がらず過ごしやすい。長男の自由研究の材料を探すが見つけられず。
 8/15 次男・三男と歩いて海水浴へ行く。ガソリンは、127円です。

オーレン小屋で読み始めた「岳」は、結局4〜12巻までを買い揃え、読み終わりました。えぇ話やぁ。

今週末の料理

2010年08月22日 (SUN) 22:13:34

土曜日、長男はジュニオケ・フェスティバルのリハーサルで、昼が弁当付き、夜はホテルで親睦会。次男はサッカーの関東勢招待試合に妻と行き、昼は弁当付き、夜は浜茶屋でBBQ大会。なので、オレと三男は好きにやる。昼は、三男のリクエストにより、素麺に出来あいのかき揚げ。夜は、ハンバーグと野菜炒めを作り、妻の作ってあった野菜スープと食べる。ハンバーグは、玉ねぎを炒めるところと、肉をこねるところを三男にやってもらう。

ガソリンは、127円です。

ジュニアオーケストラ・フェスティバル 2010 in NIIGATA

2010年08月22日 (SUN) 22:14:26

長男初のジュニオケ・フェスティバルが、地元新潟で良かった。まだ、小学生だもんねぇ。九州とかでやられても、応援になんていけませんぜ、金銭的に。

長男を9:30に送り、一旦帰宅する。開演が12:30なので、早めに会場入りし6Fでパンを食べて昼食とする。

以下演奏順に、素人の意見として。
 岡山:小学生から大学生まで、全員がおそろいのTシャツを着て演奏する。うんうん、学生オケらしくて良い。
 北九州:うん、これは上手でした。
 三鷹:なんか、すーすー息の漏れている音がする。指揮者のプロフィール写真が詐欺だ。何十年前の写真だ?
 仙台:とにかくメンバが多い。数に圧倒された感じ。
 墨田:上手だったと思うし、楽器の種類も豊富で、見ていて面白かった。
 浜松:指揮者が25歳イケメンの為か、女子ばっか。頑張れ男子。
 新潟:AはAなりに、上手だった。Bも上手だが、賛助が多すぎね? 長男は、3rd.バイオリンで、とりあえず参加してます状態。まだまだですな。
 選抜メンバ:凄いね。特に2曲目の木星は、大迫力で良かった。

一度に色々な演奏が見れて、面白かった。長男も、お祭りとして、楽しかったようだ。次回は3年後、何県でやるのかなぁ。

村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

2010年08月29日 (SUN) 22:12:17

マラソンやトライアスロンを中心に「走ること」について書かれたエッセイ。だけど、走ることだけじゃなく、村上春樹全般のエッセイとしても面白い。長距離を走るとか泳ぐとか、ちょっとナルシストぽいけど、オレも好き。なんか、自分と向き合う・戦うって感じが良い。

とても気に入ったところを一部抜粋学校で僕らが学ぶもっとも重要なことは、「もっとも重要なことは学校では学べない」という真理である。

木地雅映子「マイナークラブハウスへようこそ!」

2010年08月29日 (SUN) 22:13:00

解説に誤解を恐れずに言いますと『有閑倶楽部』みたいな作品なんですとある。うーむ、なるほど。あんなにハードでお気楽じゃないけど、個性的な面々がお金持ち高校で楽しそうなのは一緒だ。でも、個性的な主人公たちの中には人には見せられない暗い面がある。それを一話に一人を中心として話が進む連作短編。少々(かなり?)個性があっても、それが受け入れてもらえる仲間がいれば人は強く生きていける。面白かったです。

木地雅映子「マイナークラブハウスの森林生活」

2010年08月29日 (SUN) 22:13:40

単純に続巻(2巻)として、面白さが続く。3巻が楽しみだ。

近藤史恵「ふたつめの月」

2010年08月29日 (SUN) 22:14:15

うーん、ミステリ風の連作短編なんだけど、解決が鮮やかすぎて納得いかない。「たったひとつの後悔」:ほんとにそんな事が理由で辞めさせるか? 「パレードがやってくる」:たった1時間のWeb検索で見つかるか? 「ふたつめの月」:なぜもうふたつめの月が不要だとわかった? ストーリー的には、面白いんだけどなぁ。

これも、続編なのね。パ・マルも力先生も2冊目、3冊目から読み始めてしまった。ちゃんとリサーチしてから順番に読むべきか。

今週末の料理

2010年08月29日 (SUN) 22:14:54

土曜の昼は、ナスとチクワの天ぷらにざる蕎麦。夜は、チンジャオロースを作る。なんとか、長男希望の品が揃い、夏の自由研究を開始する。夜遅くまで付き合い、どうにか結果が出せました。まとめるのは明日だ。

日曜の昼は、炒飯。原稿を書かせ・修正させ、デジカメ写真を印刷させ、下書きさせて、どうにか提出物ができました。ヤレヤレ。

ガソリンは、127円です。


(C) Copyright 2010 Yokoya. All rights reserved.