読んだ本の数:49
読んだページ数:14344春のこわいものの感想
コロナ渦の短編集。「娘について」がなんとも不気味。
読了日:12月31日 著者:川上 未映子じっと手を見るの感想
なんとも、窪美澄な作品。この境遇に共感できる人もいるんだろうな。
読了日:12月24日 著者:窪 美澄太陽がもったいない (単行本)の感想
ベランダ園芸を中心としたエッセイ。相変わらず面倒くさい人だなぁ。
読了日:12月24日 著者:山崎 ナオコーラ朔が満ちるの感想
スピーディで良かった。
読了日:12月14日 著者:窪 美澄邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)
読了日:12月11日 著者:内田 樹1%の努力
読了日:12月04日 著者:ひろゆきひかりのメリーゴーラウンド (よりみちパン!セ)の感想
娘がいたら読ませたい。
読了日:12月03日 著者:田口ランディ増補新版 いま生きているという冒険 (よりみちパン! セ)
読了日:11月27日 著者:石川直樹クラウドクラスターを愛する方法の感想
クラウドクラスターとは積乱雲の塊のこと。同時収録の「キャッチアンドリリース」は続きが気になり残念。
読了日:11月26日 著者:窪 美澄無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記
読了日:11月15日 著者:山本 文緒万感のおもい
読了日:11月15日 著者:お金に頼らず 生きたい君へ: 廃村「自力」生活記 (14歳の世渡り術)
読了日:11月06日 著者:服部 文祥ぼくらは、まだ少し期待している (単行本)の感想
待望の10年ぶりの新作! 頭が良くてお金も持っている高校生が好きな子のために奮闘するってことになると単なるマンガなんだけど、実の親に振り回され大人に頼ることができなくなった子供たちが再生する物語。良かったです。 また10年待たないと次が読めないのかなぁ。
読了日:10月22日 著者:木地 雅映子オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Caseの感想
とりあえず1回読み終えた。あの違和感は、そうゆうことね。納得。でも、「Last Case」って??? もう一回読まないと!
読了日:10月15日 著者:森 博嗣ジョン・ミューア・トレイルを行くの感想
ロングトレイルを歩く文化は素晴らしいと思う。このような、環境が整備・維持されていることも。しかし、「アメリカの国立公園を訪れる人びとの大部分が、いわゆるミドルクラス以上で、知的階級だからということがある。」と言うのが何とも。 ぜひ歩いてみたいのだが、蚊の大群は嫌だなぁ。
読了日:10月01日 著者:加藤則芳わたしのベスト3 作家が選ぶ名著・名作の感想
和田誠展にて購入。100人超の作家が、それぞれお勧めの作家から三冊を紹介する本。和田誠は、紹介している作家と紹介されている作家の似顔絵を書いている。いやー、知らない作家・本ばかりで、参ってしまう。
読了日:09月25日 著者:ギリギリ (角川文庫)の感想
「人間関係小説」とのことだが。確かに。 男前の瞳と、のほほんとした脚本家卵な瞳の夫・健児、そこに瞳の死別した夫の母である静江による物語。最後はそうなるしか無いのかなぁとは思うが、いい作品でした。 タイトルが今ひとつ納得できず。ギリギリ綱渡りの人生?それとも関係?義理義理?
読了日:08月16日 著者:原田 ひ香キャベツ炒めに捧ぐの感想
お惣菜屋のおばちゃん3人組の、いい感じの物語。最後はそうきたかぁ。
読了日:08月16日 著者:井上 荒野ぼくの道具の感想
写真家・石川直樹が旅するときの道具96点を紹介した本。標高8,000mのデスゾーンに行く道具達なので、とても面白い。写真を撮るのに、いざとなったら「写ルンです」ってのが何とも妙。シンプルに写るだけだもんなぁ。2015年頃に書かれたものなので、今でも「写ルンです」売ってるのか調べたら、まだ売ってました。撮影後は、フィルムとデジタルに現像してくれるんだね。やるなぁ富士フイルム。
読了日:08月13日 著者:石川直樹あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)の感想
「丸善ジュンク堂書店スタッフが選ぶ夏の文庫50冊フェア」でセレクトされていたので読んでみた。凄かった。さすが現役最高のSF作家と呼ばれるだけあった。表題作を含む短編8作。短編なのがもったいない。どれも作品の舞台・前提が飛び抜けてSFしている。SFって単に宇宙に行ったり宇宙人がでたりすることじゃないよなぁ。「あなたの人生の物語」は宇宙人との交流だけどさぁ。いかにトンデモナイことを語りきるかだよな。凄かったです。
読了日:08月13日 著者:テッド・チャンかみにえともじの感想
漫画週刊誌「モーニング」に連載したコラム。イラストは榎本俊二! ハチャメチャ感が良い。なんたって劇団主宰だもんなぁ。榎本俊二のイラストは、簡素なクセに面白い。
読了日:08月07日 著者:本谷 有希子夏の入り口、模様の出口の感想
なんか変だなぁと思いながら読み切ったが、新潮文庫の「オモロマンティック・ボム!」で既読だった。まぁ、軽くて面白いから良いんだけど。
読了日:07月24日 著者:川上 未映子トリニティの感想
昭和の出版界で花開いた3人の女性の物語。大作だぁ。出版界の衰退とともに、枯れていく。それでも書くことは奈帆に引き継がれる。良い作品でした。 トリニティって三位一体のことなんだ。マトリックスのヒロインがトリニティーだったのも意味があったのかな。
読了日:07月22日 著者:窪 美澄CHRONICLE クロニクル 山野井泰史 全記録の感想
良い本だった。山野井泰史のクライミングに関するインタビューや寄稿をまとめたもの。山野井泰史の若い頃は、イケイケな感じが読み取れて面白かった。写真がもう少しあると良かったなぁと思うのだが、ソロなんだし無理か。日本人クライマーの元気の無さを嘆いていたが、今は実際どうなんでしょ。今月の「岳人」に載っていた谷剛士・山田利行のネパール登攀は面白かったけど、若手じゃないなぁ。
読了日:07月17日 著者:山野井 泰史Yuming Tribute Stories (新潮文庫)の感想
レジェンドであるユーミンの曲に対し、6人の作家が短編を書いた。思いの外、重いのが多いんだけど。戻れない青春だからなのかなぁ。6人の中で一番好きな作家である川上弘美が一番良かった。
読了日:07月16日 著者:小池 真理子,桐野 夏生,江國 香織,綿矢 りさ,柚木 麻子,川上 弘美一橋桐子(76)の犯罪日記 (文芸書)の感想
松坂慶子でドラマ化されるんだね。ちょっと美人すぎて、イメージ違うけど。 老後の独り身の不安が良く伝わってくる。でも、ハッピーエンドで良かった。やはり、周りの大人がしっかりしないと。
読了日:07月16日 著者:原田ひ香たちどまって考える (中公新書ラクレ (699))の感想
2020年コロナ渦の初期に書かれたエッセイ。ワールドワイドなヤマザキマリの視点でコロナ渦を分析していて面白い。日本(人)の何と不甲斐ないことよ。もっと疑って自分で考える必要がある。イタリアが中国の経済的依存体質にあるのは知らなかった。
読了日:07月09日 著者:ヤマザキマリ荒木陽子全愛情集の感想
写真家アラーキーの妻によるエッセイや小説。まさに二人の愛が詰まった「愛情」集。変態アラーキーの妻は、やっぱり普通じゃなかった。昔のテレビ番組の紹介や、夫婦の旅行記とか面白い。小説の「酔い痴れて」が良かった。
読了日:07月08日 著者:荒木 陽子年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働くの感想
副業(複業?)として、子供の頃から憧れていたお店屋さんをやる。バリバリにできる人なので、計算に計算を重ねてお店を経営している。帯に「50代で何かを始める前提は、それが好きなことか、やりたいことか。」とあるけど、こういうできる人にとっては、チャレンジするってこと自体も、好きなこと・やりたいことなんだろうな。
読了日:06月19日 著者:井形 慶子ぼくの鳥あげるの感想
佐野洋子の大人の絵本。絵は息子の広瀬弦。不思議な鳥の切手が巡り巡る物語。 みんな幸せになれると良いのに。
読了日:06月12日 著者:佐野 洋子チーズと塩と豆との感想
4人の直木賞作家によるヨーロッパを舞台にした食にまつわる短編集。登場人物は外国人ばかりで、人生観が日本人には分からないところ。それでも面白く読めた。どれか一つというと森絵都の「ブレノワール」。森絵都って、初読みだったかも。
読了日:06月03日 著者:角田 光代,江國 香織,井上 荒野,森 絵都短劇の感想
ダークめなショートショート集。どれか一つというと「最後の別れ」かなぁ。これはまだ希望がある。
読了日:05月30日 著者:坂木 司街と山のあいだの感想
富山県美術館のミュージアムショップにて購入。山にまつわる随筆集。柔らかな随筆の最後の1行がピシッと締めてくれる。 帯に「人生に、山があってよかった。」とあるけど、このひとの場合、山がなかったら人生はまったく違ったものになったでしょう。
読了日:05月22日 著者:若菜晃子祝祭と予感 (幻冬舎文庫)の感想
「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集。うーん、登場人物名を思い出せないまま読んだりしたので、もったいない。「鈴蘭と階段」が一番好き。文庫版付録の音楽エッセイも楽しめて良かった。
読了日:05月11日 著者:恩田 陸少女を埋めるの感想
作者名だけで選んで読んでみたら、なかなかショッキングだった。表題作は、鳥取の(ココがポイントらしい)実家の父が亡くなる前後の自伝的小説。続篇の「キメラ」は、表題作の書評を問題視した桜庭一樹が、朝日新聞と書評者を相手に戦った記録。そして、後日談の「夏の終わり」。全体的なモヤモヤはすっきりしないが、桜庭一樹は面白いなぁ。
読了日:05月10日 著者:桜庭 一樹よるのふくらみの感想
窪美澄、凄いなぁ。セックスレス・閉鎖的環境・DV・依存症・不倫・・・ありとあらゆるネガティブ要素が詰まっているのに、すっきり読ませる。好きな作品です。
読了日:05月07日 著者:窪 美澄屍者の帝国の感想
面白かった。楽しめた。フランケンシュタインの技術で、死人を奴隷として動かせる世界の物語。 伊藤計劃が書いたのはプロローグまでなのか。本章も伊藤計劃っぽい感じだったけど、円城塔だからなぁ。振り回しすぎじゃないかなぁ。伊藤計劃の早逝が残念でならない。
読了日:04月23日 著者:伊藤 計劃,円城 塔リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side? (講談社タイガ)の感想
この先、真賀田四季の共通思考の全貌が読めるのかなぁ。グアトとロジのラブラブ具合が良い。
読了日:04月16日 著者:森 博嗣砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)の感想
この手の子供が不幸な話に弱い。「永遠の仔」とか「愛を知らない」とか。ズシンときた。良かったと書くのも変だけど、凄かった。
読了日:04月11日 著者:桜庭 一樹探検家とペネロペちゃん (幻冬舎文庫)の感想
探検家による親ばかエッセイ。可愛すぎる娘は、ペネロペ・クルスだとか。面白かった。
読了日:04月11日 著者:角幡 唯介六つの星星の感想
対談集。「娘が生まれたらどうしよう」とかあるけど、息子だったので問題なかったのかな。90秒に1回勃つのは凄いぞ。いろいろ複雑な人なんだな、で、あんな作品が生まれてくるのか。「夏物語」、良かったです。
読了日:04月10日 著者:川上 未映子屋根裏のチェリーの感想
「流星シネマ」と対になる作品。いつもの吉田篤弘だと思うのだけど、なんだか凄く良かった。なにが違うのかなぁ。「流星シネマ」から読み直さないと分からないのか? なんだろうなぁ。
読了日:03月25日 著者:吉田 篤弘歌の終わりは海 Song End Sea (講談社ノベルス)の感想
「馬鹿と嘘の弓」に続く、身もふたもないシリーズ第二弾。西之園准教授に小事って言われちゃ仕方がない。風来坊は分かったけど、こちらは人のコメント読むまで気が付かなかったなぁ。
読了日:03月14日 著者:森 博嗣夫のちんぽが入らない (講談社文庫)の感想
もの凄いタイトル。しかも、私小説って。重い話なのに、グイグイ読ませる。うーん、早くに病院に相談に行けたら良かったのかな。
読了日:03月12日 著者:こだま京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)の感想
イロモノっぽい表紙で期待せずに読んだけど、面白かった。変人なのかもしれないが、京大の教授・准教授などが自分の研究を素人にも分かりやすく解説している。サービス経営学の項で書かれていた「作法」とか、なるほど。生物学の助教が『私たちが確実に知っているのは「まだすべてを知らない」ということだけです。』って言うのイイなぁ。
読了日:03月06日 著者:酒井 敏,小木曽 哲,山内 裕,那須 耕介,川上 浩司火車 (新潮文庫)の感想
ミステリー20年間の第1位とのことで読んでみたけど、うーん、そうなのか。大作ではあると思うのだが。森ミステリに毒されていると、良さが分からないのかな。 休暇中の刑事ってところが、捜査できる範囲の設定として絶妙な位置にいるとは思いました。
読了日:02月26日 著者:宮部 みゆき馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow (講談社ノベルス)の感想
森博嗣らしい、身もふたもない話。誰もが感じているかもしれない違和感を、作品にしたような。森博嗣なので、これはこれでありだと思います。
読了日:02月23日 著者:森 博嗣キクコさんのつぶやき 83歳の私がツイッターで伝えたいことの感想
お茶の水女子大学はともかくとして、理学部ってのが驚き。
読了日:01月16日 著者:溝井 喜久子ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)
読了日:01月02日 著者:田辺 聖子